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コミュニケーション科学研究所 

データファイル 全国縦断マーケット調査 埼玉県

【月刊HOTERES 2015年09月号】
2015年09月03日(木)
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サッカーがもたらす地位貢献
 埼玉県浦和地区は全国でも静岡県の清水地区と並んで、昔からサッカーが盛んな土地柄であった。野球が少年スポーツの独壇場だった50-60 年も前から浦和地区の幼稚園児童は遊びとしてサッカーボールを蹴飛ばしていたといわれる。今も当県はサッカー熱が熱い。埼玉でトップチームといえば「浦和レッズ」である。観客動員数は埼玉スタジアムをホーム球場として2008 年には年間80 万人を記録し、最近でも60 万人以上を維持している。埼玉県における浦和レッズの地域への影響、貢献は大きい。直接効果としては、浦和レッズのクラブが事業費として支出する年間の費用が約68 億円、サポーターによる交通費や飲食代が年間21 億円合わせて89 億円。それによる間接波及効果が約37 億円で総合して127 億円の経済波及効果をもたらしている。
 
第2 次産業比率が高い
 当県の面積は3798.1 ㎢ で全国39 位と狭い。人口は716.9 万人で5 位と大阪、愛知に次ぐ大型県である。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口13.1%、生産年齢人口63.9%。老年人口23.0%となっており、高齢化は全国平均より低い。県民分配所得は20.1 兆円で全国5 位。この点でも大阪、愛知に次いで高い。一人当たり所得は278.5 万円で全国17位とやや低くなっている。産業別では、1次産業0.6%、2 次24.4%、3 次75.0%で、全国平均と比べると2 次産業比率が高い。一人当たり工業生産額は169.8 万円で全国32位と中位以下にとどまっている。
 
ホテル数の伸びは低い
 飲食店は09 年で2 万7873 店ある。内訳を見ると、食堂レストランは2189 店で7.9%を占める。専門料理店は8152店で29.2%と3 分の1 を占める。その中では、中華料理店が多く3273 店で11.7%を占める。次が日本料理店で2317店、8.3%と続いている。その他、そば・うどん店は2429 店(8.7%)、すし店は1315 店(4.7%)ある。遊興飲食店の酒場ビヤホールは7692 店(27.6%)、バー・キャバレー・ナイトクラブは3206 店(11.5%)と両者あわせて39.1%と全体の4 割弱を占める。そのほか、喫茶店は1731 店(6.2%)、ハンバーガーその他の飲食店は1072 店(3.8%)となっている。09 年の調査から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は2028 店ある。2012 年のホテル数は367 軒、客室数は1万5613 室ある。90 年からの伸び率を見るとホテル数は全国の82.3%に対して41.2%、客室数は105.1%に対して83.6%と、ともに全国平均を下回る。
 
 
※このほか本誌では経済的地位、年齢区分、工業統計、飲食店動向、県庁所在地の世帯あたり年間外食支出、都市別商業動向、外食チェーン出店状況、婚姻・離婚動向、各都市の人口増減率と小売販売増加率との相関、各都市の人口推移、長期商業統計、温泉地宿泊者数、ホテル・旅館数、観光・行楽活動参加率、各都市の人口一人あたり小売商品販売額を掲載しています。
 
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