国営備北丘陵公園
広島県の観光スポットとしてよく知られているのは、厳島神社、大和ミュージアム、平和記念資料館などである。この3 スポットはいずれも年間訪問者数は100 万人を超えている全国的な人気スポットである。これらを除いて広島県の観光地で人気があるスポットとして、国営備北丘陵公園が挙げられる。県内の庄原市にあり、中国地方では唯一の国立公園となっている。国交省中国整備局が整備を進め、1995 年4 月に開園した。その後、99 年に備北オートビレッジとして自動車キャンプ施設がオーブンした。この施設は日本オートキャンプ協会から5 ツ星の認定を受けた優れたオートキャンプ場となっている。2003 年にはグランドゴルフ場がオープン。08 年にはみのりの里がオープン。なし園やスイセンガーデンがある。12 年にはいこいの森がオープンし、全体では340ha で全国の国営公園中7 番目の広さで、年間50 万人の入場者がある。
工業出荷額は10.2 兆円で全国10 位
広島県の面積は8479.6km2で全国11 位と、鹿児島県より小さく、兵庫県より大きい。人口は283.9 万人で全国12 位。京都府より多く、茨城県より少ない。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口は13.0%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は58.4%、65 歳以上の老年人口は28.6%で、全国と比較すると、老年人口比率がやや高くなっている。県民分配所得は8.7兆円で全国12 位。一人当たり所得は307.4 万円であり、全国で茨城県に次いで11 位となっている。産業別構成比を見ると、第1 次産業は0.6%、第2 次産業は32.8%、第3 次産業は66.6%で、全国平均と比べると第2 次産業比率が高い。工業出荷額は10.2 兆円で全国10 位、人口当たりは363.2 万円で全国11 位となっている。
ホテルは施設数、客室数とも全国平均を上回る
飲食店数は14 年で1 万3792 店。内訳を見ると、食堂・レストランが1165 店で8.4%、専門料理店が3539 店で25.7%を占める。その中で多いのは中華料理店の1049 店で7.6%を占める。次いでその他の専門料理店が1045 店の7.6%と続いている。そのほか、すし店が349 店(2.5%)、そば・うどん店が440 店(3.2%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは2502 店(18.1%)、酒場・ビアホールは2119 店(15.4%)と多く、両者で33.5%を占める。以上のほか喫茶店は1717 店(12.4%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は1919 店(13.9%)である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は1247 店である。ホテル数は17 年で190 軒、客室数は1 万8574 室で、2000年からの伸び率を見ると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は40.7%、客室数は全国の45.9%に対して当県は50.9%の伸びで、ともに平均を上回っている。
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