東京商工リサーチによる2020 年3月の「倒産月報」が4 月8 日に発表。
全国の企業倒産件数は740 件（前年同月比11.7% 増）、負債総額が1059億4900 万円（同9.0% 増）となった。

倒産件数は2019 年9 月から7 カ月連続で前年同月を上回った。また、増加率は2019 年12 月から4 カ月連続で10% 超が続いている。3 月としては2018 年以来、2 年ぶりに前年同月を上回り、件数も700 件台にのせた。ただ、バブル末期の1991 年以降の30 年間では、2019 年（662 件）に次いで、2 番目に低い水準。

地区別では全国9 地区のうち、北海道、四国、九州を除く6 地区で増加。
北陸（前年同月比100.0% 増）、中国（同29.1% 増）で大幅に増加。都道府県別では、増加が24 都府県、減少が20 道府県で、7 カ月連続で増加が減少を上回った。

産業別では、10 産業のうち、小売業、運輸業を除く、8 産業で増加した。
3 月の「新型コロナウイルス」関連は倒産が12 件、法的手続き準備中が20 件で、合計32 件が経営破綻。

また、3 月度の「人手不足」関連倒産が50 件（前年同月38 件）、うち「後継者難」が38 件（同27 件）。

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