平城京天平祭
奈良県の中心地は、古代平城京と呼ばれ西暦710 年に、藤原京から遷都された。その史跡は平城京とよばれ当時の天皇の住居や政治、国家的儀式を行う場として特別な歴史史跡である。そのためこの平城京跡は国の特別史跡となっている。その後、この平城京を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの遺産に登録された。当地は2010 年に遷都1300 年を迎え、その後、毎年平城京天平祭というかたちで、年3 回イベントを実施している。春は5 月初旬、夏は8 月下旬5 日間。秋の天平祭は10 月下旬に行われる。春の祭りには、奈良時代のカラフルな衣装で着飾った「天平行列」が壮大に行われる。夏は、夕暮れ時の奈良公園で、ろうそくなどによる「燈火会」が行われ、光のイベントが中心となる。秋は神楽など古代の歌や踊りなどの伝統文化が楽しまれる。
県民所得全国31 位
奈良県の面積は3690.9㎢で全国40 位と、埼玉県より小さく、鳥取県より大きい。人口は136.3 万人で全国30 位。青森県より大きく、長崎県より小さい。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は12.0%、15 ~ 64 歳の生産年齢人口は57.7%、65 歳以上の老年人口は30.3%で、全国と比較すると、高齢化が進んでいる。県民分配所得は3.4 兆円で全国31 位。一人当たり所得は249.4 万円であり、全国で高知県に次いで38位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は0.6%、第2 次産業は22.9%、第3 次産業は76.5%で、全国平均と比べると第3 次産業比率が高い。工業出荷額は2.1 兆円で全国36 位、人口当たりは153.8 万円で全国37 位となっている。
ホテル客室数は大きく伸びている
飲食店数は14 年で4489 店。内訳をみると、食堂・レストランが430 店で9.6%、専門料理店が1339 店で29.8%を占める。
その中で多いのは、その他の専門料理店の467 店で10.4%を占める。次いで日本料理店が438 店の9.8%と続いている。そのほか、すし店が169 店(3.8%)、そば・うどん店が225 店(5.0%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは310 店(6.9%)、酒場・ビアホールは721 店(16.1%)と多く、両者で23.0%を占める。以上のほか喫茶店は890 店(19.8%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は396 店(8.8%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は480 店である。ホテル数は17 年で66 軒、客室数は4409 室で、2000 年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5%に対して当県は371.4%、客室数は全国の45.9%に対して当県は186.7%の伸びで、ともに平均を大きく上回っている。
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