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新型コロナ関連ニュースまとめ 第四回

「本当に、コロナだけのせいか?」収束後のニューノーマルの創り方

2020年05月03日(日)
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HOTERESスタッフが新型コロナウィルス関連のニュースで特に業界に関係するニュースを紹介するコーナーの第4回目。今回は義田がお送りします。
 
全世界のホテルが、ホテリエが、コロナウィルスと戦う中で、以前ホテルやレストランで共に働いた戦友から悲鳴とも言えるような連絡を受け取る毎日。
自分のことのように辛い思いになりながらも、ここでこそ前を向き、今できることは何なのかと考えたことを、一つの記事と共にお伝えする。
 
これまでのような元には戻らない。
コロナ収束後の未来
 
「ニューノーマル」
聞いたことがあるだろうか?
 
マーケティング界の重鎮のフィリップ・コトラー氏が下記URLの記事にて寄稿している。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/041600098/
 
様々なことを見直すきっかけとなるこのコロナウィルス。
果たしてコロナの以前は本当に素晴らしかったのだろうか、と。

企業のあり方、働き方、自分たちの本当の価値など、
これまで見えていなかったこと、そして見ようとしてこなかったことに対して正面から向かい合い、未来を大きく変えるチャンスとしてコロナを捉えることもできる。

ここから多くの人々が充実し満足する生活ができる機会が得られる「ニューノーマル」をつくっていくべきだ。

企業経営にとって、コロナウィルスが及ぼす影響は大きいものだが、生き残るためにやらなければならないことをしっかりとやらなければならない。


「本当に、コロナだけのせいか?」

コロナがなくても、供給過剰が更に進むと厳しくなっていたホテルがあったと私は考えている。
 
皆さんのホテルの、コロナ以前のことを思い出してほしい。

ホテルは、皆さん自身は、
本当にファン作りをしていただろうか。
顧客満足を、顧客体験を追求していただろうか。
施設のブランドコンセプト通りに、最前線のスタッフにブランドを体現化させ、パフォーマンスできる環境作りができていただろうか。
そしてお客さまを期待以上に満足、感動させてられていたか。
 
今、どこのホテルも苦しんでいる。
しかし、この状況でも必ず生き残るホテルはある。


はあるか?
心でを掴んできたホテルが生き残る
 
お客さまはスタッフの”顔”が思い浮かんでいるだろうか。
マーケットが良かっただけで、“心”を掴むようなことをせずとも、立地と価格だけでたくさんのお客さまが来ていた施設があったことは事実だ。
 
隣のホテルとの違いはなんだ?
自分たちにしかできないおもてなしは? と
日頃から考え、チーム全体が一丸となり、目の前のお客さまに全力を注げられていたか。
ビジネスホテルだからできないものではない、ラグジュアリーホテルだからといってできるものでもない。
自分たちの強みを理解し、選ばれる理由となる魅力作りが必要だ。


いま変えないで、いつ変える?

そして次の時代のビジョンを明確化していく必要がある。
世の中も、ホテルも自分自身も、変わらないといけない局面がいま迫ってきている。
 
自粛は我慢ではない。
理想のホテルになる、理想の自分なるよう変化を起こせる素晴らしいチャンスだ!
こんなチャンスはもしかすると二度とないかもしれない。


これからも私たちHOTERESは
皆さんと共に全力で走り続け、ニューノーマルを創っていく。

 
(レポート:義田真平)
 

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