年始需要とFFの好調に支えられ、売上は前年を上回る
1 月は、記録的な暖冬により全国的に雪が少なく、客足にプラスとなったことに加え、引き続き好調なFF 業態にけん引され、売上は101.9%と前年を上回った。いま不安視されている新型コロナウイルスについては、一部で月末に影響が出始めたものの、外食への影響はまだ限定的であった。
業態別では、ファストフード(FF)業態の全体売上が103.5%と前年を上回った。「洋風」は、期間限定商品の好調やお得なランチメニューのレギュラー化が奏功したところもあり、売上は104.1%。「和風」は、引き続き定食メニューの好調やトッピングの提案等で定番商品も好調、売上104.2%。「麺類」は、肉の増量メニューなど各種キャンペーンが奏功し、売上102.7%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司の年末年始の持ち帰り需要が好調で単価上昇、売上101.5%。「その他」は、「アイスクリーム」がアイスケーキのキャンペーンで好調、「カレー」もこれまでの価格改定などで単価上昇、売上102.3%となった。
ファミリーレストラン業態の全体売上は100.2%と前年をわずかに上回った。業種別では、「洋風」と「和風」は、引き続き禁煙店舗の増加や営業時間短縮により客数減も見られたが、「洋風」の一部では回復傾向の店舗も見られ、売上は「洋風」99.4%、「和風」96.2%、「中華」は、各種キャンペーンやテイクアウト、デリバリーの好調により、売上は103.8%。「焼き肉」は年始需要の好調と店舗増で、売上は105.0%。
飲酒屋業態は、金曜日が1 日多い曜日回りのうえ、飲酒需要の多い月末が金曜日、しかも暖冬傾向というプラス要因が働き、客足が堅調で、「パブ・ビアホール」は売上99.9%、「居酒屋」の売上が102.3%となった。
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