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コミュニケーション科学研究所 

全国縦断マーケット調査 群馬県

【月刊HOTERES 2015年08月号】
2015年08月20日(木)
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養蚕と空っ風

群馬県は北に谷川岳北西部には万座・白根および上信越高原が聳え、北西から東にかけて次第に低くなる地形で空っ風が吹く。上州名物としては古くから養蚕が盛んで、女性がよく働いてきた。そこから「かかあ天下」の風潮がうまれた。日本一の養蚕地帯なのである。江戸時代から昭和初期にかけて桐生織を柱に、絹織物生産の中心地となった。県下には富岡市、伊勢崎市、藤岡市、下仁田町2 市1 町に点在する養蚕業、製糸業の関連文化遺産が富岡製糸場をシンボルとして世界遺産に登録された。このため、富岡市を訪れる観光客は30 万人以上に達し、経済効果は34 億円とも試算されている。富岡製糸場の役割は単に技術面の貢献にとどまらず、近代的な工場制度を日本にもたらしたことが評価されている。

第2次産業比率が高い

当県の面積は6362.3㎢で全国21 位と中位に位置する。人口は197.9 万人で19 位、隣の栃木県とほとんど同規模。年齢構成を見ると、14 歳以下の幼年人口13.1%、生産年齢人口61.0%。老年人口25.8%となっており、全国平均とほぼ同一水準にある。県民分配所得は5.8 兆円で全国16 位。栃木県や長野県とほぼ同規模。一人当たり所得は289.0 万円で全国11 位と惜しくもベスト10 からはみ出るが高水準にある。産業別では、1 次産業1.4%、2 次38.5%、3 次60.1%で、全国平均と比べると2 次産業比率が高い。滋賀県についで全国第2 位と大健闘している。一人当たり工業生産額は374.4 万円で全国8 位とベスト10 に入っている。

ホテル数の伸びは高い

飲食店は09 年で1 万81 店ある。内訳を見ると、食堂レストランは1248 店で12.4%を占める。専門料理店は2828 店で28.1%。その中では、中華料理店が多く1022 店で10.1%を占める。次が日本料理店で768 店、7.6%と続いている。その他、そば・うどん店は1006 店(10.0%)、すし店は496 店(4.9%)ある。遊興飲食店の酒場ビヤホールは1883 店(18.7%)、バー・キャバレー・ナイトクラブは1757 店(17.4%)と両者あわせて36.1%と全体の4割弱を占める。そのほか、喫茶店は470 店(4.7%)、ハンバーガーその他の飲食店は366 店(3.6%)となっている。09 年の調査から分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は629 店ある。12 年のホテル数は218 軒、客室数は1 万1985 室ある。90 年からの伸び率を見るとホテル数は全国の82.3%に対して103.7%、客室数は105.1%に対して132.0%と、ともに全国平均を上回る。

※このほか本誌では経済的地位、年齢区分、工業統計、飲食店動向、県庁所在地の世帯あたり年間外食支出、都市別商業動向、外食チェーン出店状況、婚姻・離婚動向、各都市の人口増減率と小売販売増加率との相関、各都市の人口推移、長期商業統計、温泉地宿泊者数、ホテル・旅館数、観光・行楽活動参加率、各都市の人口一人あたり小売商品販売額を掲載しています。
 
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