金沢県の繁華街とは逆の西口から車で10分、住宅街の中という“悪立地” に誕生した、64 室の“ 小さな”、そんな立地にありながら“ 朝食しか出さない”、地元の建設企業によってつくられた“ 無名のホテル” が、2019 年にTripAdvisorが公表した「サービスで人気のホテル」で並み居る外資系含むラグジュアリーホテルを押しのけ日本でNo.1 を獲得。また、「朝食のおいしいホテルランキング」で全国8位(2017、18 年は5位)に選ばれるなど、開業わずか4 年あまりで国内随一の評判を誇るホテルとなった。開業5 年を迎え、新たなステージに突入をする金沢 彩の庭ホテルの代表取締役社長兼 支配人 本郷 一郎氏に、これまでの取り組みと今後の展望について聞いた。 聞き手・文 本誌 岩本 大輝
金沢 彩の庭ホテル
代表取締役社長 兼 支配人
本郷 一郎 氏
Mr. Ichiro Hongo
1957 年金沢生まれ。81 年早稲田大法学部卒。地元金沢市の北國新聞社で編集部、社会部、七尾総局勤務後、富山県西部経済を担当。89 年より金沢全日空ホテル開業準備室に移り、広報、企画、マーケティング、営業を担当。副総支配人、セールス&マーケティング部長を経て、2013 年3月より髙田産業(株)へ入社。金沢彩の庭ホテル開業準備室長を経て、開業後より(株)金沢彩の庭ホテル代表取締役社長兼同ホテル支配人。
金沢 彩の庭ホテル https://www.sainoniwa-hotel.jp/