まさに今、期待高まる「メズム東京、オートグラフ コレクション」はJR東日本グループの日本ホテル㈱が、マリオット・インターナショナルと提携して2020年4月27日に開業する。個性やユニークさだけではない、プロフェッショナルなホテリエたちが集まったこのプロジェクトで実際働く際、上司となるのはどんな人なのかを探っていきます。第2回の今回は、スターサービスセンターのマネージャー内野恵久さんとアシスタントマネージャー左居稚子さんです。
内野 恵久さん(右端)と左居 稚子さん(左端)
入社前・入社後のメズムの印象は?
入社前
内野 日本ホテルへの入社ということもあり、ザ・日本企業の「堅実」なイメージが強かったです。また、初めての開業なので、具体的な業務内容が見えずイメージがわかない不安はありました。これまでは、どのブランドで働くかという「ブランド」が先行して就職先を選んでいたのですが、今回はブランドを創るところから携われると聞いて、とても興味がわいたのを覚えています。
左居 当初はメズムというブランドよりも、オートグラフ コレクションとフランチャイズ契約したホテルと聞き、マリオット色が強いのかな? と感じたので、外資系ブランドが日本ホテルという日本企業の中でどう共存していけるのかという点にも興味を持ちました。それと同時に、既存ブランドであるJR東日本メッツやホテルメトロポリタンとの立ち位置がどうなるのかも気になっていました。
生沼総支配人の目指すホテル像を聞いたとき、東京での新規開業の仕事とオリジナルブランドの構築、そして生沼総支配人を慕って集まったメンバーもいるということで、益々、面白そうな仕事だと、前向きに転職を考えるようになりました。
入社後
内野 転職をする際によく同期がいないという話を聞きますが、自分が入社したときには同期がいたのでほっとしたのを覚えています。そして、すでに入社しているメンバーのバックグラウンドがバラバラで、ギクシャクすることもあるのかな? と思いましたが、壁もなく打ち解けられて安心を覚えました。
左居 オートグラフ コレクションというマリオットのブランドで、メズムのオリジナルブランドを築くことはとても楽しいですが、今は「オリジナリティ」を生み出す大変さを感じることもあります。しかしながら、メズムの語源となる「人々を魅了する」という意味を学び、決まりきったブランドの型に当てはめるのではなく、時代の流れに対応していく順応性を求められていることを知り、日本ホテルが変わろうとしていることや、メズムブランドを創ることの真の意味を理解できてきた気がします。
また、新しいことに常に挑戦する姿勢も面白いところだと思います。全客室に電子ピアノを常設することや、コーヒーに対するこだわりなど、これまでにない試みがたくさん詰まったホテルで面白みがあり、一般的なホテルの概念が変わる気がしています。
自分たち次第で、常に変化を楽しみながら、さらにその先の高みを目指せるホテルがメズムなのだと感じました。
採用イベント「Talent Call 2019」はメズム東京の世界観を体験できる会社説明会でした。
応募者へのコメント
内野 私のいるスターサービスセンターは、お問い合わせを最初に受けるチームなので、どうしても業務量が多く感じると思いますが、業務をこなすことに達成感を感じ、忙しいことに充実感を感じます。少しよくばりなくらいの方が楽しくお仕事できるのではないかと思います。自分のポリシーとして「仕事は追われるのではなく、追いかけるもの」と思っていて、意欲的に仕事に取組み、チャレンジ精神が旺盛だけど、全体像が見えるようになりたい方であったり、ホテルの裏側を知りたいと思っている方、ホテルの縁の下の力持ちになりたい・サポート役になりたいと思ってくれる方に興味を持ってもらえると思います。
左居 何にでも興味を持つ、好奇心旺盛な方と一緒にお仕事がしたいですね。あとはホテル業界に入ったものの、この先のキャリアステップを決めかねている方にもぜひ一度ご検討いただきたいところです。私自身、社会人になってからオペレーターやルームサービス、ベル、フロントの業務を経験しましたが、実は大学時代にホテルの配膳アルバイトをしていたので、ホテル就職を考えたときに、宿泊部と料飲部のどちらに進むかを決められない時期もありました。気づけば宿泊部門に携わっていますが、料飲サービスの経験があるので、必要であれば料飲部門を手伝えることで自分の行動範囲も制限されることなく、視野が広くなってより接客を楽しめるようになりました。同じようなオペレーション体制はメズムだから叶うし、スターサービスセンターはお客様のご要望を、お客様に代わってオペレーションチームに伝える重要なポジションです。
幅広い知識を学んでいけるので、まだ見ぬホテルの世界を知りたいという方やホテル業界でのキャリアプランを模索中の方には楽しめる勤務環境だと思います。
現在、メズム東京では新しいメンバーを募集しており、
11月13日~12月25日に個別会社説明会『Casual Talk 2019』を開催中です。
興味をお持ちの方は以下リンクよりご覧ください。
経歴
スターサービスセンター マネージャー
内野 恵久 氏
大学卒業後、一般企業を経て1999年ウェスティンホテル東京入社、サービスエキスプレス課配属。 オペレーター業務、予約課グループコーディネーター、一般予約、フロントを経験し、2008年パークハイアット東京入社。同年6月フロントオフィス チームリーダー。 2012年予約課へ異動。2018年マネージャー昇格。 2019年4月 日本ホテル株式会社入社、メズム東京 スターサービスセンター マネージャー。
スターサービスセンター アシスタントマネージャー
左居 稚子 氏
大学卒業後、一般企業を経てウェスティンホテル東京入社、サービスエキスプレス課(ベル、ルームサービス、オペレーター業務)に配属。2011年、第六回近藤マイク誠賞を受賞し、6か月の海外研修プログラムを経験。2014年沖縄のカフーリゾートフチャク コンド・ホテルにて、新規ホテル開業や宿泊部および総支配人室のマネージャー勤務を経て、2018年にシャングリ・ラ ホテル 東京へ入社。2019年8月 日本ホテル株式会社入社、メズム東京 スターサービスセンター アシスタントマネージャー。
1.GMはポンパドール。でもそれだけじゃない。
メズム東京、オートグラフ コレクションが「“おもしろいホテル”になりそう」な理由 ①
2.GMだけじゃない! 経験も年齢も幅広いさまざまなプロフェッショナルが集結!
メズム東京、オートグラフ コレクションが「“おもしろいホテル”になりそう」な理由 ②
3.プロフェッショナルが集まるメズム東京、オートグラフ コレクション、上司はどんなひと?①
副総支配人 オペレーション担当 春名 桂氏 / マスターキュリナリーアーティスト 養父 直人氏
4.プロフェッショナルが集まるメズム東京、オートグラフ コレクション、上司はどんなひと?②
スターサービスセンター マネージャー 内野 恵久氏 / スターサービスセンター アシスタントマネージャー 左居 稚子氏(今回)
5.変革を求めて力強く歩みを進める企業で働くことの魅力とは? メズム東京、オートグラフ コレクション
東日本旅客鉄道㈱ 森本 航氏 / 日本ホテル㈱ メズム東京、オートグラフ コレクション 生沼 久氏
■ホテル概要
名称:メズム東京、オートグラフ コレクション(mesm Tokyo, Autograph Collection)
運営会社:日本ホテル株式会社
提携先:マリオット・インターナショナル
所在地:東京都港区海岸一丁目10番30号 WATERS takeshiba 高層棟16~26階
オープン日:2020年4月27日
客室数:265室
公式サイト:https://www.mesm.jp/