日本政府観光局（JNTO）による訪日外客数・出国日本人数の19 年6 月の推計値がまとまった。訪日外客数は前年同月比6.5％増の288 万人。2018 年6月の270 万5000 人を約17 万人上回り、6 月として過去最高を記録した。
 
　東アジア市場では全市場で前年同月を上回った。特に、中国では前年同月比15.7％の高い伸びを記録し、訪日者数全体の増加に寄与した。また、欧米豪市場でも継続的なプロモーションの効果もあり、前年に続き全市場で訪日外国者数が前年同月を上回った。これに対し、東南アジアの一部都市では、休日の配列による旅行需要の推移や航空座席供給量の減少の影響等により前年同月を下回る例が見られた。
 
　インドは、前年同月比23.3％増の15,400 人で、6 月として過去最高を記録。学校休暇に伴う旅行需要の高まりを、デジタルやインフルエンサーを活用した情報発信等、継続的に展開してきた訪日旅行プロモーション効果が下支えし、インセンティブツアーの増加もあり、訪日客数は好調な伸びを記録した。
 
　シンガポールは、前年同月比18.3％増の47,300人で、6 月として過去最高を記録。ぞうびんや機材の大型化による航空座席供給量の増加に加え、昨年は5 月末に始まった学校休暇が6 月から始まったこと、北海道のラベンダー鑑賞などを目的に訪日需要が高まったこともあり、訪日者数は2 桁の伸びを記録した。
 
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日本政府観光局（JNTO）
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