静岡中島屋ホテルチェーンがニューヨークで展開する短期滞在型アパートメント事業が順調に推移しており、第3棟を開業させた。
第3棟は10室を備え、マンハッタンのグランドセントラル駅から徒歩5分以内の地区に面し、第1棟(2012年に開業 20室)と第2棟の(14年に開業 20室)の近に位置する。バストイレやキッチン、洗濯機、冷蔵庫など日常家電を完備しており、運営は、これまでの2棟と同じくリロ・ホールディングに委託する。
取得・改装した建物は、1860年建築のれんが造り、地上5階建て、地下1階のつくりで、歴史的建造物保存地区に位置するため、外観を保存した上で室内を全面改装した。
なお、第3棟の投資額は建物の取得や改装費などを含めて約700万ドル。3棟を合計した賃料収入は年間約100万ドルを見込むという。
この短期滞在型アパートメント事業の利用の中心は邦人ビジネスマンで、滞在期間は平均約30日、長い利用者は半年にもなる。
2016年に創業100周年を迎える同社は、国内市場が縮小する中、将来的な事業の柱にしたいという狙いがあるという。



静岡中島屋ホテルチェーン
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