今回の特集では、プライベートブランド商品の定義を拡大解釈し、ホテルの厨房で製造された商品も範疇に含んでいる。
その理由は、ホテルで販売するテイクアウト可能な商品(主に飲食品)の販売ボリュームは一般的なPB商品にくらべて絶対的に小さいため、特にホテルショップで扱う商品に関しては完全にOEM型に依存する必要性に乏しく、厨房で製造した商品を併売することが比較的容易であること。そして、両者の役割や位置づけに売り手による意図的な差別化がなされているとしても、製造工程を除けば売り手・買い手双方にとって本質的な差異がないことから、双方を分ける必要性に欠けるからである。
本特集では、明確な目的とコンセプトを定め、プライベートブランドを企画・開発しているホテルの取り組み事例を紹介する。多様な業態・規模のホテルの事例紹介を通じて改めてホテルにおけるPB商品の意義を再検証し、新たな価値観創造のヒントを読者に提供することを目指した。
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