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ブライダルマーケット・エリアデータファイル

《福島市》

【月刊HOTERES 2015年07月号】
2015年07月09日(木)
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震災の直後であったことから被災地である福島県の都市を取り上げることは延期していた
が、マーケットデータも整備されてきたため、今回から福島県の拠点都市を数回にわたって取り上げることにした。第1 回である今回は福島県の県庁所在地である福島市とともに県内のマクロなマーケット状況を見ていこう。

文殊リサーチワークス http://monju-rw.com
毎月第2週号に掲載

 

1.マーケットポテンシャル

 福島市は人口28 万3150 人(2013年3 月末)を擁する中心都市である。これは福島県人口の14.4%のシェアを占める。福島市以外の県内市部を見ると、いわき市が33 万5038 人で県内第1 の人口規模を有する都市であり、それに続いて郡山市が32 万3317 人で県内第2 の都市となっている。福島県はそれらに次ぐ県内第3 の都市である。その他に人口10 万人を超える拠点都市としては会津若松市が12 万3870 人となっており、福島県は福島市、いわき市、郡山市などの多極構造になっている。

 過去5 年間の人口増加率(13 年/08 年)を見ると、福島市は▲ 3.4%の減少となった。県内市部はすべてマイナストレンドであり、人口規模の大きい拠点都市は▲ 3%~▲ 5%となっている。南相馬市は▲ 10.0%と減少が大きい。このデータは震災をまたいでいるため、参考までに前年と比較すると福島市は▲ 0.8%となった。県内市部はすべてマイナスであり、概ね▲ 1%前後となっている。原発事故の影響が大きかった南相馬市は一番減少が大きく▲1.9%となった。

 福島市の年齢構造をみると、若年人口比率は18.9%、適齢期人口比率は23.4%であり、若年人口比率は全国レベルを上回る結果となった。その他の県内市部の若年人口比を見ても、本宮市の若年人口比率が20.1%と県内で最も高く、その他にも須賀川市が20.0%、郡山市が19.9%、白河市が19.5%、会津若松市が19.0%、相馬市が18.6%と、全国レベルを上回る都市がいくつも存在する。県全体の若年人口比率も18.7%と全国レベルより高いことから、広域的に若いマーケットが
存在していると言えるだろう。

 一方、適齢期人口比率は郡山市が25.8%で最も高く、全国レベルを上回っている。それ以外の都市はいずれも全国レベルを下回る結果となった。福島市は県内では郡山市に次いで高く、本宮市とほぼ並ぶ適齢期人口率となっている。
 また、喜多方市などでは高齢者比率(65 歳以上人口比率)が30%を超えており、高齢化が進展している地域も見られる。
 将来推計人口は市別のデータが推計されていないため、福島県のデータを参照した。福島県はすでに減少フェーズに突入しており、今後20年間で2010年ベースから12.3%程度減少すると推計された。

※「都市勢圏および拠点性」「婚姻マーケットおよび事業特性」、図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入、または電子版有料版にご登録いただけますよう、お願い申し上げます。


 

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