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2018年7月27日号 トップインタビュー  ㈱プリンスホテル  代表取締役社長  小山 正彦 氏 

FIT、MICEの安定獲得を図り「日本のプリンスホテル」から「世界のプリンスホテル」へ

【月刊HOTERES 2018年07月号】
2018年07月27日(金)
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2018 年6 月、㈱プリンスホテルの代表取締役社長に就任した小山正彦氏。1979 年の入社以来、各地のホテルの現場でキャリアを積んできた小山氏が経営のミッションとして掲げているのが、プリンスホテルをグローバルブランドに成長させるという壮大なビジョンだ。社長就任以来、豊富な経験に基づいた確かな現場感覚を武器に、既存事業の確固たるベースづくりと新規事業を安定軌道に乗せていくための取り組みをスタートさせている。世界を舞台にプリンスホテルのブランドがさらなる高みを目指すために求められる要素とは何なのか。設定した大目標に向かっていくこれからの道筋について、小山氏に話を聞いた。

Profile
小山 正彦 氏
(Masahiko Koyama)
1956 年生まれ。79 年立命館大学卒業後、㈱プリンスホテル入社。2001 年大津プリンスホテル支配人。06 年プリンスホテル執行役員高輪・新高輪プリンスホテル総支配人兼品川プリンスホテル総支配人。15 年同社常務執行役員京都・滋賀統括総支配人兼広島統括総支配人兼宮崎統括総支配人。17 年1 月取締役常務執行役員事業戦略部(名古屋開業準備)・西日本エリア担当兼西日本エリア統括総支配人就任。18 年4 月取締役副社長執行役員兼セールス&マーケティング本部長。18 年6 月代表取締役社長執行役員兼セールス&マーケティング本部長に就任。
 
㈱プリンスホテル
〒170-8428 東京都豊島区東池袋3-1-5 ☎ 03(5928)1111 

 
ベースとなる既存事業の確実な成長と
新規事業をいかにプラスできるかが重要
 
❒ プリンスホテルの社長という大きな責任を担うことになったお気持ちをお聞かせください。
 
 西武グループにおいて、ホテル・レジャー事業は全体の売り上げ構成比が約40%を占める成長分野ですから、就任以来非常に責任を感じて緊張しているところです。私は本社経験もなく、ずっとホテルの現場で働いてきたタイプの人間ですので、現場感覚を重視しながら自分らしく取り組んでいこうと思っています。
 
 逆に言えば、本社経験は薄いけれども、現場や事業所における経験が豊富であることに対しての結果なのかもしれません。東京、高輪、品川をはじめとする首都圏エリアや上信越エリア、西日本エリアも担当してきましたし、大半のプリンスホテルの事業所について十分に把握しているつもりです。新規オープンや大きな改装などのプロジェクトも多数経験させていただきましたので、その面では私なりに自信を持っていると言っていいと思います。
 
 経営においてやはり大事なのはベースとなる既存事業であり、そこは確実に成長させていかなければなりません。その上で既存事業にいかにプラスアルファしていけるかがポイントになってくるでしょう。
 
❒ 2018 年度から2020 年度の3 年間の中期計画が発表されましたが、かなりアグレッシブな目標設定になっていると感じました。
 
 東京プリンスホテルのリニューアル、名古屋プリンスホテル スカイタワーの開業などもあり、まずはこれらの施設の事業を軌道に乗せていかなければなりません。成長率もアグレッシブな計画を立てていますが、しっかりと軌道に乗せることができれば実現可能な数字だと思っています。
 
 2017 年に事業取得したオーストラリアのホテル運営会社「StayWell」については、この先約10 年間で100 軒ほど増やしていこうと計画しています。また、国内においても新ブランド「プリンス スマート イン」を立ち上げました。さらに2019 年から「プリンス バケーション クラブ」の名称で、会員制ホテル事業に新規参入します。

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