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全国縦断マーケット調査 新潟県

【月刊HOTERES 2017年10月号】
2017年10月20日(金)
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水と土の芸術祭
 新潟県の観光入込数は、年間延べ7700万人台であるが、平成27年は前年比6%の増加を記録している。増加要因の有力なものとして、「水と土の芸術祭」というイベントが挙げられる。このイベントは、平成21年に第1回が開催され、以来3年ごとに行われ、平成27年で3回目を迎えた。この回では新潟市の象徴である「潟」がとりあげられ、「鳥屋野潟」「福島潟」「佐潟」「上堰潟」の4つの潟をメイン分野として取り上げた。市民・こども・アート・シンポジウム・食のもてなしの事業が開催され、予算2.7億円、期間7月18日から10月12日まで87日間、参加者数は延べ78万人で、県外および海外からも20万人を超える参加があり、経済効果は23億円と推計される。来年平成30年には、第4回開催が予定され、準備活動が開始されている。

県民分配所得は全国第16位
 当県の面積は12584.1㎢で全国5位。秋田県より大きく、長野県より小さい。人口は228.6万人で全国15位で、長野県より大きく、宮城県より小さい。年齢構成をみると14歳以下の幼年人口は11.9%、16~64歳の生産年齢人口は57.7%、65歳以上の老年人口は30.5%で、全国と比較すると15~64歳の生産年齢人口比率がやや高い。県民分配所得は6.2兆円で全国16位。一人当たり所得は269.7万円であり、全国で岡山県に次いで第31位となっている。産業別構成比をみると、第1次産業は1.8%、第2次産業は26.2%、第3次産業は70.9%で、全国平均と比べると2次産業比率がやや低い。工業出荷額は4.6兆円で全国23位、人口当たりでも198.2万円で全国27位となっている。

軒数・客室とも低迷
 飲食店数は14年で1万1003店。内訳をみると、食堂レストランが1298店で11.8%、専門料理店が3209店で29.2%を占める。その中で多いのは中華料理店の1226店で11.1%を占める。次いで日本料理店が993店の9.0%と続いている。そのほか、すし店が517店(4.7%)、そば・うどん店が346店(3.1%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは2390店(21.7%)、酒場・ビアホールは2273店(20.7%)と、両者で42.4%を占める。以上のほか喫茶店は657店(6.0%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は264店(2.4%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達飲食サービス業」は1095店である。ホテル数は14年で331軒、客室数は3万462室で、90年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の83.9%に対して当県は59.3%と平均を下回っている。客室数は全国の108.0%に対して当県は75.8%で、平均を下回っている。

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