2017年7月における全国のホテルパフォーマンスについて集計がまとまった。
2017年7月の全国の平均客室稼働率は82.1%で、対前年同月比で横ばい。定員稼働率は73.8%で同じく対前年同月比横ばいとなった。
なお、同時に行なっている「全国客室平均単価(ADR)エリア分析速報」の集計によると、ADRは11,656円で対前年同月比0.9ポイント減少。結果RevPARは9,576円で対前年同月比0.7ポイント減少となった。
約半数のエリアにおいて稼働が低調の結果となった。インバウンドのキャンセルに連なるコメントや、イベント減少の影響を受けた稼働減に連なるコメントが多く寄せられた月であった。
【甲信越・北陸エリア】70.8%(0.1ポイント上昇)
長野は「7月国体予約および修理部屋が多く、販売促進がうまくできなかった」。新潟は「全体的に個人需要の冷え込み、天候不順も少なからず影響した」。福井は「集客が見込める大型コンサートがなかった」「インバウンド団体の減少」。金沢は「九州・東北の大雨災害の影響もあり、個人の動きがインバウンドも含め低調に推移したことで減少となった」「訪日団体の集客減、ビジネス客(個人減)」「ビジネス客および医学関連客の増加」。
「全国稼働率調査」記事詳細は8月25日号にて。本誌では実際の各地域の稼働率、前年同月比、各エリアでの同月の特色などのほか、ADR動向を掲載している。
ご注文フォームはこちら
https://www.hoteresonline.com/hoteres/application/input/78