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インタビュー  星のやバリ 総支配人 伊藤 靖兼 氏

ローカル文化をローカルスタッフが発信する  魅力づくりのプロセスこそ、星野リゾートの競争優位性

【月刊HOTERES 2017年04月号】
2017年04月28日(金)
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星のやバリ 総支配人 伊藤 靖兼 氏

2017 年1 月20 日、開業までのエピソードを教えてください。
 
宗教や価値観の違いを理解しながらの採用活動に工夫が必要でした。スタッフは、バックオフィスも含めて75 人、リクルーティングは地元出身者が担当し、バリ島やジャワ島にあるホテルスクール出身のスタッフを中心に採用しました。全員バリ島出身のスタッフで採用してしまうと、宗教(バリヒンズー教)上の決まりやお祭りで同時に全員が休みに入ってしまうという事態が発生しますので、ジャワ島のイスラム教の方やキリスト教の方を採用することでそのリスクを避けました。日本と違って、彼らの生活の中で、仕事よりも宗教を優先させるという価値観を尊重してあげたいと思っております。従業員食堂のメニューにも気を配りますし、お祈りの時間も用意します。日本人スタッフは、私とサービスマネジャーと料理長の3 人のみです。

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