㈱ひらまつ(本社・東京都渋谷区、平松博利社長)は、このほど、東京・九段北、京都で新規レストラン、箱根、熱海、賢島で新規ホテルを出店することを発表した。総投資額は32億 5000万円、RO(I 投資収益率)は27.5%を想定する。
同社のホテル計画については、今回の3 案件と既に公表している奈良のオーベルジュ(2015 年9 月出店予定)と合わせて 計4 ホテルが決定したことになる。同社の担当者は、いよいよ「ひらまつホテルズ& リゾーツ」としてホテル事業を本格的に始動すると話す。まずはリゾート地の小規模滞在型ホテルから拡充を図り、近い将来には都市型ホテルに参画、10 年以内に売上高300 億円の事業規模を見込むという。
今回発表した箱根の計画は、箱根仙石原に同ブランドのフラッグシップとなる12 室のスモールラグジュアリーホテルを出店するもので、本格的なレストランを併設し、近隣ゴルフ場からの集客も図る。
熱海の計画は、相模灘を望む地で名工、木下孝一棟梁による数寄屋造りの施設を譲り受けて新棟も増築。和と洋が融合した14 室のヨーロッパ風旅館として営業する。また、賢島の計画は英虞湾に面して建つ8 室のスモールラグジュアリーホテルで、新鮮な魚介類料理を提供していくという。
なお、先に決定している奈良の計画は「なら食と農の創造魅力国際大学校」(奈良県桜井市)のフードクリエイティブ科の実践の場として、同校敷地内に設けるオーベルジュ棟の指定管理者として運営を担うもの。<ア>
ひらまつ
「ひらまつホテルズ& リゾーツ」として 本格的にホテル事業に参入、新規3 ホテルの出店を発表
【月刊HOTERES 2015年06月号】
2015年06月03日(水)