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新時代の若き才能を発掘する

料理人コンペティションRED U-35 2015 オープニングレセプション開催

【月刊HOTERES 2015年05月号】
2015年05月29日(金)
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若手料理人を対象に、2013 年にスタートした日本最大級のコンペティション「RED U-35」。今年度の開催に先立ち、4 月28 日、丸ビルホール&カンファレンススクエアでオープニングレセプションが盛大に行なわれた。レセプションでは革新的な審査方法で料理のみならず、料理人の人間性やポテンシャルを図るRED U-35 の今後の展開も明らかに!

次世代を担うスター性ある
若手シェフの登場に期待
 
 今年もいよいよ6 月から、新時代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティション「RED(Ryorinin’sEmerging Dream)U-35」(RED U-35 実行委員会主催/㈱ぐるなび共催)が幕を開ける。対象は“ 偉大な料理人になることを目指す”35 歳未満の料理人。「新しい才能を発掘する」「若い力をつなぐ」「つないだ力で日本全体を活性化する」ことを目的に実施し、優勝者には賞金とスターシェフへの道が開かれるのだ。同大会の最大の特徴は、料理の出来映えのみならず、料理人本人のキャラクターを重要視していることだろう。料理に真摯に向き合う気持ちや人間力、将来性までもが審査の対象となっており、いままでに類を見ないユニークなコンペティションとして回を増すごとに注目度が上がっている。第二回目の開催となる昨年は355名が挑戦してしのぎを削った。
 今年度のRED U-35 の実施に先立ち、4 月28 日に丸ビルホール&カンファレンススクエア(東京都千代田区)にて開催されたオープニングレセプションでは、先陣を切って発起人の㈱ぐるなび会長で創業者の滝久雄氏があいさつ。
「2020 年の東京オリンピックに向けてオール日本でまとまろうという気運がある。この大会がオール日本で才能を発掘する場になり、選ばれた人材が日本の“ 食” の担い手になっていくことに期待している」と述べた。
 続いて総合プロデューサーの放送作家、小山薫堂氏が登壇。
「RED U-35 は、単なる料理コンテストではなく、若い料理人の人生の分岐点となるような、人材発掘を目的とした大会である。もはや料理人は料理だけをつくっていればよい時代ではない。料理に込めた思いがどうすれば人々の目に留まるかを考えてほしい。今回からは、審査委員長を大会ごとに変更し、各大会で独自の視点を際だたせる新たな試みにも挑戦した。進化していくRED U-35 に期待してほしい」と思いを語った。
 さらに今大会の審査員長に就任した「菊乃井」主人の村田吉弘氏が登壇。
「今年は審査委員の顔ぶれも若返りを図った。審査では、料理に加え、シェフのスター性やどれだけ伸びしろがあるかなどもポイントにする。日本から世界へ発信する熱いメッセージを持った料理人の参加を心待ちにしている」と話した。
 この村田審査委員長とともに、今年審査に当たるのは料理界の重鎮をはじめとする以下の9 人だ。昨年から引き続き審査委員に就任したのは、雑誌「あまから手帖」編集顧問でフードコラムニストの門上武司氏、「Wakiya 一笑美茶樓」の脇屋友詞氏、ソムリエの田崎真也氏、辻調理師専門学校理事長・校長の辻芳樹氏。また、今年度からの新任が「ポンテベッキオ」オーナーシェフの山根大助氏、「日本料理龍吟」代表の山本征治、料理プロデューサー・コンサルタントの狐野扶実子氏、「SUGALABO Inc.」代表の須賀洋介氏という面々で、壇上からそれぞれ挑戦者たちに熱いエールを贈った。


第二回大会のゴールドエッグ受賞者が登壇。左からRestaurant Sola Paris のオーナーシェフ吉武広樹氏、L'ATELIER de Joel Robuchon 料理長の関谷健一朗氏、L'AS オーナーシェフ兼子大輔氏、祇園さヽ木の料理人前川浩一氏、京都吉兆嵐山本店の料理人前田裕紀氏が登壇し一言ずつコメントを述べた

人間力や創造力などを
含めた観点でグランプリを決定
 
 RED U-35 の具体的な審査過程は、応募テーマを提示して挑戦者を募り、一次~三次審査を経てファイナリスト5 人を選出、最終審査でグランプリを決定するというもの。2015 年度の応募テーマは「日本米のイノベーション」。“ 日本の米” の素晴しさを知る日本人が、新しい感性で革新を起こす日本米の料理、世界の人々に新しい気づきを与える日本米の提案を期待するという。
 まず、一次審査となる「書類審査」では、応募テーマをもとに料理人の思いと共に提出されたレシピを選考し表現力と発想力を計る。二次審査の「映像審査」では、料理人がふるさとをテーマに地域を選び、その魅力を料理にのせて映像で表現、その創造力と伝達力をみる。三次審査となる「訪問審査」では、審査員が会ってみたいと思う人物の元を訪ね、店舗での存在感や人間性を見るという。そして、一次〜三次審査を経て選ばれたファイナリスト5 人が挑む最終関門が、新方式の「合宿審査」となる。審査委員がファイナリストと国内1 泊2 日の合同合宿を行ない、さまざまな視点から人間力や創造力などをかんがみてグランプリRED EGGを決定する。
 審査結果の発表と授賞セレモニーは12 月1日を予定。グランプリ「RED EGG」の受賞者には賞金500 万円(本人300万円、所属店舗200 万円)を贈呈。さらに副賞として、世界一あこがれる料理店に食べに行ける研修と、RED メンバーがスターシェフへの道をプロモーションする。また準グランプリの「GOLD EGG」受賞者には賞金50 万円を贈呈。そのほか、新企画としてすべてのチャレンジャーを対象に「CLUB RED」を始動し、料理人同士の交流や審査員・先輩料理人からのアドバイス、企業・生産者とのマッチングなども行なっていく予定だ。


今回新たなプロジェクトである「CLUB RED」。ブロンズ以上の料理人を集め料理のジャンルを超えたコミュニティーをつくろうというもの。そのサポーターとしてLABETTOLA オーナーシェフの落合務氏、つきぢ田村代表取締役田村隆氏、小誌太田進も登壇


今回の審査委員は山根大助氏、「日本料理龍吟」代表の山本征治、料理プロデューサー・コンサルタントの狐野扶実子氏、「SUGALABOInc.」代表の須賀洋介氏、雑誌『あまから手帖』編集顧問でフードコラムニストの門上武司氏、「Wakiya 一笑美茶樓の脇屋友詞氏、ソムリエの田崎真也氏、辻調理師専門学校理事長・校長の辻芳樹氏

 
【募集要項】
応募資格:国内外を問わず飲食店、宿泊施設に従事する日本国籍の料理人で生年月日が1980 年6 月1 日以降であること(オーナーシェフでない場合は、所属店の了承が必要)。応募方法:「WEB 応募」はwww.redu35.jp の応募フォームからエントリー。郵送応募の場合は事務局(03-3409-6858/entry@redu35.jp)宛に電話かメールで連絡の上応募用紙を入手し記入の上返送。
締め切り:5 月31 日(日本時間24:00 必着)。
 

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