サクラアワードの全受賞ワインは「FOODEX JAPAN 2016」の会場に展示された
女性が選ぶワイン品評会、「第3 回 Japan Women's WineAwards」(以下、サクラアワード)の全受賞ワインが(一社)ワインアンドスピリッツ文化協会から発表された。
サクラアワードとは、日本のワイン業界で活躍する女性が審査員となって、出品されるワインを評価するもので、今年で3 回目。2014 年に行なわれた第1 回から1922 アイテムが出品され、昨年は2904、今年は3543 アイテムと増加の一方をたどる。これは、単に新しいワインアワードというだけでなく、メーカーから料飲店まで、ワインビジネスの参考指標として存在感を増しているからだ。
3 月8 日に発表された「ダイヤモンドトロフィー」と「特別賞」の受賞者
同協会の理事長であり、審査責任者の田辺由美氏によれば、「ワインにかかわる職場で頑張ってきた女性たちの活躍の場になれば」と考えていたのとともに、審査員の増加に伴って「ワインにおける“ 女性好み”や“ 女性向け” の本質が見えてきた」という。
審査会は1 月30日から行なわれ、ワイン醸造家や輸入、流通の担当者に料飲店のソムリエ、ワイン講師やジャーナリストなど、ワイン業界で活躍する380 人の女性が5 日間にわたって審査した。
1 月30 日から2 月3日の審査会では、延べ380 人のワイン業界で活躍する女性が審査した
受賞ワインは1498 品。うち181 品が「ダブルゴールド」、702品が「ゴールド」、615 品が「シルバー」を受賞した。そして3 月8日、千葉の幕張メッセで行なわれた「FOODEX JAPAN 2016」において、「ダブルゴールド」の中から最高賞に当たる「ダイヤモンドトロフィー」が36 品、女性醸造家賞、料理とのペアリングをテーマとした賞など各特別賞が発表され、表彰式が行なわれた。
受賞した全アイテムの一覧や詳細については、サクラアワードのウェブサイトで掲載されている。受賞の傾向を分析すれば、ビバレッジのセールスアップを実現するリストづくりの道標になるだろう。
DATA
主催:(一社)ワインアンドスピリッツ文化協会
出品アイテム数:35 カ国3543 品(前年比639 品増)
審査会:2016 年1 月30 日~ 2 月3 日(神楽坂アグネスホテルアンドアパートメンツ東京)
審査員:延べ380 人
受賞ワイン発表:2016 年2 月14 日
ダイヤモンドトロフィー・特別賞発表:2016 年3 月8 日
受賞ワイン数:ダイヤモンドトロフィー36 品、ダブルゴールド181 品
(ダイヤモンドトロフィー含む)、ゴールド702 品、シルバー615 品
受賞ワインほか詳細は、
サクラアワードHP = http://www.sakuraaward.com