京阪電気鉄道㈱と㈱ホテル京阪は、京阪グループ中期経営計画「創生果敢」(2015 ~ 17 年度)に掲げた「観光創造」の一環としてホテル事業の強化を図る各種取り組みを始動した。


「ホテル京阪京都」(京都市南区)は和の趣きを取り入れて来春までに全客室、レストランなどを全面改装し、京都駅前のホテルとして存在感を高める計画だ。客室数はレストランや会議室の移動などで35 室増えた321 室に。13 階にスーペリアフロア、3 階の一部に“ 禅ガーデン” を望む「禅スイート」を新設。2 階には地中海スタイルと京都のはんなりを融合させた空間演出のもと地中海料理&ワイン・ビアバル「オクターヴァ」(162 席)を開業するほか、ロビーには京都観光情報ライブラリーを設置した。
「ホテル京阪天満橋」(大阪市中央区)は全客室の内装の一新とともに、シングル2 室を1 室として利用可能なコネクティングシングルルーム20 室、ツイン2 室を新設。1 階の軽喫茶を終了してロビーや観光情報スペースを設ける。
さらに「ロテル・ド・比叡」(京都市左京区)の運営を4月1日より㈱星野リゾートに委託。7 月1日、「星野リゾートロテルド比叡」にリブランドし、オーベルジュとしてのポテンシャルを最大限に引き出すとしている。