天空の城・越前大野城
雲海に浮かぶ越前大野城の光景は、秋から冬にかけて、明け方から午前9 時ごろまで、年間に10 回前後見られる貴重なものである。この光景はアマチュアカメラマンが市の美術展に出品したことからブームが始まった。TV 等に大きく取り上げられ、兵庫の竹田城と岡山の備中松山城とともに有名になった。福井県の越前大野城は、織田信長の家臣であった金森長近が一向一揆を平定した恩賞として越前の国大野郡の3 分の2 を与えられ、1576 年ごろから4 年の歳月をかけて亀山に築城された。この天空の城ブームにより大野市の観光入込数は150 万人から190 万人へと増加した。大野市は地域ブランド戦略として「結いの故郷越前大野」をキャッチフレーズにして町おこしを推進中である。