一般社団法人ホテルコンシェルジュ協会(本部・東京都渋谷区)は2月19日、日本におけるコンシェルジュの専門人材養成と価値向上を目的に「ホテルコンシェルジュアカデミー」を設立したことを発表した。
コンシェルジュの業務は多種多様な知識やネットワークが求められ、未経験者や新入社員が同業務に就くことは難しく、日本の多くのホテルで専用の養成プログラムが構築および提供されていないことを背景に取り組む。
同アカデミーではレ・クレドール ジャパンに在籍し、長年にわたりコンシェルジュの発展と人材育成に尽力してきた田隝 益美氏と阿部 佳氏の両名が中心となり人材育成を手掛ける。
養成講座ではコンシェルジュについての知識や技術、やりがいなどをオンラインなどで学ぶことができ、第一弾として2月より東京マリオットホテルと契約し「ホテルコンシェルジュマスターコース」の授業を開始。同カリキュラムは週2~3回の授業で、約3カ月のコースとなる。
同アカデミーは今後、ホテルの現場以外にも対象を広げて養成講座を展開し、受講者のホテル就職支援なども手掛けていく姿勢である。
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp