株式会社グリーンハウス
代表取締役社長
田沼 千秋 氏
日本のホスピタリティ産業がさらなる発展をするために
昨年はコロナ禍からようやく明け、インバウンド渡航者も急激に回復し、世の中全般において日常を取り戻したという実感のあった年でした。一方でホスピタリティ業界においては、人手不足や物価高騰などの影響は著しく、コロナ禍とは異なる意味で厳しい経営環境だったともいえます。
そんな経営環境下、我々は何をすべきでしょうか。物価高騰への対応策として、私は社内で「バリューアップに尽きる」と言い続けています。バリューアップとはすなわち付加価値を向上させることですが、それによりお客さまに喜んでいただき、お客さまの納得を得て、正当な対価をいただくことが、この環境の中で最も必要なことだと考えます。
また、人手不足に関しては働き手にとって、もっと魅力的に感じる業界でなくてはならないと思っています。ホスピタリティ業界の仕事は「求められていることを一歩早くキャッチし、お客さまに喜ばれることを、仕事を通し提供する」職業といえます。これは大変やりがいのあるもので、お客さまに喜ばれたときの自分達の喜びというのは代えがたいものがあります。
多くの人がホスピタリティ業界に興味を持ち、大きな夢を抱いて夢を実現できる業界になるように、私たち自身も研鑽しなくてはならないと決意を新たにしている次第です。