コアグローバルマネジメント株式会社
代表取締役
中野 正純 氏
大競争時代の幕開け
ホテル業界における2024年は極めて重要な年となることが予想されます。現在、新規ホテルの建設コストが上昇しており、これが新しいホテル、特に宿泊特化型ホテルの開業数の減少に繋がっています。この状況は市場における新規供給の制限を意味し、各オペレーターは限られた市場での運営室数シェアを確保するために競争を激化させることになるでしょう。その結果、大競争時代が到来することを予想しています。
この状況を勝ち抜くためには、自社の独自性をさらに強調し、強化することが不可欠です。私たちはホテルオペレーターとしては珍しい大規模な海外・国内団体送客網を構築してきました。現在は、コロナ禍でいったん途絶えたこの送客網の回復が顕著であり、インバウンドだけでなく国内のスポーツや教育旅行団体を中心に送客数はコロナ前を大きく上回っており、それをさらに加速させるために人材を含め積極的投資を行っております。
レベニューマネジメントに関しては本部集約の機能をさらに強化し、Factに基づいた細やかな分析とクイックな対応が可能となる体制を整えています。
また、顧客体験、ブランドの価値といった点で独自の強みを確立するために、当社が有する80人以上の調理人が朝食及び夕食での特徴付けを進めていることに加え、Comic&BooksやRelax&Sleepなど顧客体験を前面に掲げたブランド構築を進めています。
さらに、上記の社内リソースを最大活用するために、宿泊特化だけではなくリゾート、アーバンリゾート、オーベルジュ、旅館などにも積極的に進出していく予定です。
2024年は挑戦的な一年となることは間違いありません。私たちは、自身の能力を磨き、市場の動向を綿密に分析し、投資家の皆様に最適な投資判断を提供できるよう努めてまいります。投資家の皆様の成功は、私たちの成功でもあります。
※なお、テクノロジー活用の観点から本文章の一部は生成AIにて作成