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特別企画 マイステイズ・ホテル・マネジメント

座談会3 充実した制度や仕組みが従業員の活躍を後押し、社内でさまざまな経験やスキルアップのチャンスがあるのも魅力

【月刊HOTERES 2023年12月号】
2023年12月18日(月)
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マイステイズ・ホテル・マネジメントでは、従業員の働く環境の向上を図るためにさまざまな制度を導入・実施している。ここではマイステイズ・ホテル・マネジメント MRM事業部ビジネスマネジメント 本部長の髙橋 正弘氏とアートホテル盛岡の平中 美紗子氏、ホテルマイステイズ名古屋錦の伊藤 麻美氏、天然温泉 田沢湖レイクリゾートの田村 信哉氏にお集まりいただき、仕事のやりがいやライフワークバランス、将来のキャリアビジョンなどについて伺った。
 

左から髙橋 正弘 氏、平中 美紗子 氏、伊藤 麻美 氏、田村 信哉 氏
左から髙橋 正弘 氏、平中 美紗子 氏、伊藤 麻美 氏、田村 信哉 氏


■初めに皆さまの経歴と現在の業務内容についてお伺いします。
 
髙橋 「アートホテル盛岡」の前身である「ホテル東日本盛岡」に新入社員として入社しました。入社後5~6年は料飲やバンケットサービスを行ない、その後、ウエディングプランナーを15年ほど担当し、2016年に総支配人に就任しました。2018年にホテルがマイステイズグループとなり、ホテル名も「アートホテル盛岡」にリブランドしましたが、私は引き続き総支配人を務めました。その後、東北エリアの拠点が増えたことから2020年に東北エリアの統括を担当することとなり、現在はさらに北海道、東京、千葉、埼玉、茨城が加わり、MRM事業部ビジネスマネジメント 本部長として16施設を統括しています。
 
平中 2011年に「ホテル東日本盛岡」に新入社員として入社し、5年ほど和食レストランに勤めた後、出産のため産休と育休を取得しました。復帰後はマイステイズグループとなった「アートホテル盛岡」でブライダルを担当し、その後、現職であるセールスで内勤をしています。
 
田村 2011年に「駒ヶ岳グランドホテル」に入社しました。最初はルームメイク、清掃、布団敷きからスタートして、フロントなどを担当してきました。そして、ホテルが2020年4月からマイステイズグループに入りました。しかし、その後、2022年11月に「駒ヶ岳グランドホテル」が休館したことから「田沢湖レイクリゾート」に異動になり、現在は宿泊部門で団体予約の管理をしております。
 
伊藤 前職は不動産会社でマンションの建築請負営業部門と海外リゾートホテルの法人営業を経験しました。同社を退職後は韓国へ1年間ワーキングホリデーに行き、2015年2月に中途入社でマイステイズ・ホテル・マネジメントに転職しました。入社後は「ホテルマイステイズ名古屋栄」でフロント業務を担当し、2016年に東京都内に異動希望を出して「ホテルマイステイズ羽田」に転勤しました。2019年12月から産休と育休を取得してました。2021年4月に復帰してから、今年1月まで当ホテルで勤務していました。その後、家庭の都合で名古屋に引っ越すことになり、現在は「マイステイズ名古屋錦」にて主にフロント業務と団体の予約管理業務や経理などを行なっております。
 
■チャレンジしたければ都心のホテルへ転勤することできるし、全国に拠点があるので何かあれば地元に戻るという選択肢もあるということですね。
 
伊藤 そうですね。当社の運営施設はグループを含めると約150店舗あるので、自分の行きたい場所に挑戦できるのも魅力だと思います。勤務スタイルも全国転勤のあるグローバルマネジメントコース、全国5つのエリアの中で働くワイドエリアマネジメントコース、転勤はなくそのホテルで働くエリアマネジメントコースの3つのコースがあり、私は家庭の都合で名古屋に異動するタイミングでエリアマネジメントコースを選択しました。
 
■髙橋さんは勤められていたホテルがマイステイズグループに入るという経験をされましたが、どのような変化があったと感じられていますか。
 
髙橋 勤務しているホテルがマイステイズグループに変わったときは、規模に圧倒され少し抽象的な表現ですが世界観が大きく広がったように感じました。もともとの会社は関東以北を中心に5施設を運営していましたが、現在のマイステイズグループの運営施設は約150施設に及んでいます。また、宿泊特化、フルサービス、リゾート、旅館と多様な形態の運営を行なっております。このような規模が大きな会社では吸収できることも多く、広いエリアを担当したことでその土地の文化やお客さまの求める価値観の違いを知ることができました。また、フルサービスホテルに身を置いていた私にとってはリゾート、旅館や温泉旅館など経験の少ないジャンルの運営に関われたことも大きなポイントでした。こうした経験で成長させていただいていると実感しています。
 
■伊藤さんは現在、働く中でどのような部分にやりがいを感じていますか。
 
伊藤 私は2015年に入社後、2017年9月にシニアスタッフに昇進し、2018年3月にはデピュティマネージャーに昇進させていただきました。このようにホテル業が未経験で入ったにも関わらず、早い段階から役職を経験できたことですね。
 現場ではお客さまから感謝の言葉をいただいたり、楽しそうな姿を直接見て感じることができるので、そうしたときはやりがいや楽しさを感じます。また、最近、娘が私の働いている姿を見て、ママかっこいい、ママみたいになりたいと言ってくれたので、この仕事をやっていて良かったと思いました。
 
■平中さんはいかがでしょうか。
 
平中 レストランでの接客やウエディングプランナー、営業内勤といったさまざまな仕事を経験出来たことで、自分自身スキルアップが出来ているなと感じます。他にも、家庭と仕事との両立という環境でも、昇格のチャンスがあり、現在はデピュティマネージャーという役職に就いて、責任ある仕事を任せてもらえることにもやりがいを感じています。
 
■田村さんにも働く中で感じるやりがいについてお尋ねしたいと思います。
 
田村 私は知り合いの紹介で、ホテルで働くようになり、最初、接客は自分に向いてないと思っていました。しかし、気付けばのめり込んで、いまでは仕事を楽しんでいます。お客さまから直接感謝やお褒めの言葉をいただいたときや、お客さまの笑顔がこの上ないやりがいとなっています。以前、還暦祝いの旅行のお客さまの部屋にワインサービスをしたことがあり、帰り際に「来て良かった、ありがとう。また来るね」と言っていただいたときは、本当にこの仕事をやっていて良かったと思いました。
 
■ホテル業界は以前、結婚して出産すると職場に戻るのはなかなか難しい状況がありましたが、伊藤さんと平中さんは出産後職場復帰されていますね。それにはマイステイズ・ホテル・マネジメントのケアや配慮があったと感じられていますか。
 
伊藤 私も結婚・出産した後にホテルの現場の仕事を続けることは難しいと思っていたのですが、働きやすい環境が整いつつあります。例えば当社ではマタニティー制服が用意されています。フロント業務は24時間体制ですが、時短勤務制度や土・日・祝日もお休みをいただける配慮があります。
 
平中 私が産休・育休を取得した際は、いままで出産後復帰した前例がほぼなく、不安な気持ちが大きかったです。しかし、時短勤務が可能なことやシフトの調整も配慮してもらえたため、子育てしながらでも働きやすい環境でした。そして何より周りの方たちが理解し、協力してくれるということも大きく、働きながら子育てしやすい環境が整っていると感じました。いまは出産を理由に退職する従業員はおらず同じように制度を利用し復帰する方も増えています。男性の育休取得者が生まれたのも大きな進歩です。今後もこのように出産しても復帰して働ける環境が続いていくと良いなと思っています。
 
髙橋 いまでは産休・育休を取って復帰する女性従業員が増えて来ました。未だに地方では男性の育休についても取得するケースは珍しいのですがアートホテル盛岡でも今年初めて男性が育休を取得しました。これは大きな進歩だと思いますし、今後もさらに同様の事例が増えてほしいと願っております。
 
■そのほかライフワークバランスについてはいかがですか。
 
伊藤 私はオンとオフのメリハリをはっきりつけたいと考えているので、休日の多さも魅力の一つで入社を決めました。年間、夏季休暇、冬季休暇がありますがフルに活用させていただいています。夏季休暇は最大で10日間取ることができるので、結婚前は海外旅行も行っていました。旅行先では他社のホテルを使う機会も多く、接客のヒントを得られるなど仕事のモチベーションにつながっています。
 
田村 休日は趣味のドライブをして翌日からの仕事に向けて気持ちをリフレッシュしてお客さまに元気な笑顔で接客ができるように心がけています。今後はPCを操作することも好きなので日商PC検定を受けて成長に繋げていきたいと考えております。

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