株式会社東京ドームホテル
代表取締役社長 総支配人
棟方 史幸 氏
人という財産の可能性を信じて
昨年5月にCOVID19が感染症法上5類に移行してから、インバウンドの後押しもありホテル業を含む観光業も回復基調に乗ってまいりました。政府観光局からは昨年10月の訪日外客数が251万人となり、2019年の同月を0.8%上回ったとの発表もありました。
ただし、現況を見ると、明らかにマインドや志向に変化がみられると感じております。マインド面では約30年にも及ぶデフレマインドからインフレへ振れはじめていること。志向については、以前と比べても、一言で多様性と表現できないほど個々のお客さまが求めている内容が多岐にわたっているということです。ややもするとほとんどの人々が経験したことのない時代がやってきたのかもしれません。
我々はしっかりと地に足をつけつつも、今の時代、未来への変化へ継続的にかつ素早く対応しなければならないでしょう。インフレマインドについては、働く方々の生活を今日より明日、今年より来年がよりよくなるようにしてまいります。また、お客さまからの多岐にわたるご要望につきましても、今までの経験に加えマインドリセットしたホテリエの矜持を持つ仲間たちと立派に応えてまいりたいと思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。