ローズホテル横浜
取締役 総支配人
渡部 一樹 氏
地域連携の強化と様々な取り組みの推進
市内のホテル数も外資系ホテルを筆頭に、ますます増えており、さらなる観光やMICE等、国内のみならず、特には国外からの誘客増を図る上でも、街全体の需要拡大がテーマになっていると考えます。そのためにはさらなる魅力ある街づくりの強化が必要不可欠であり、地域との連携を今まで以上に加速することが求められていると思います。
昨年は外国船も含め、横浜港への豪華客船の入港数も大幅に増えたものの、街の観光需要を考えたときには課題もありました。歴史ある街の財産を生かしつつ、新たにこの街ならではの魅力ある目玉商品の創出と情報発信は重要な課題であり、目的をもった来街者の促進が観光業界を始め地域への需要拡大へと繋がると考え、さらなる地域との連携強化による取り組みを図ってまいりたいと思っております。
サスティナビリティへの対応も重要な課題であり、環境、地域社会への貢献、観光需要を考える上でも、今後も継続して進めていく必要があります。さらにデジタル化の推進も、もう一つの課題であり、今後もますます求められてくると思われ、ホテル業界や地域とも連携をしながら、引き続き、推進してまいりたいと考えております。また、人材教育には特に注力し、講習会、勉強会の実施など、育成を図ってまいります。
引き続き「料理屋が経営するホテル」として、食の強化と同時にサービスや付加価値の強化にも注力をしていき、商品力をアップし、他社との差別化を図る取り組み、質の強化を今後も進めてまいりたいと思います。