株式会社 アゴーラ ホスピタリティーズ
取締役 最高執行責任者
江上 正巳 氏
インバウンド観光の再スタートと顧客への価値化
昨年はG7各国の大臣が大阪 堺に集う「G7大阪・堺貿易大臣会合」が、ホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺で開催され、アゴーラ ホテル アライアンスとして国際的な場での役割を果たし、日本の観光立国への経済発展につなげる新たな挑戦を実現させることができました。 まずは、ステークホルダーの皆様に心より感謝申し上げます。
私たちは2024年をインバウンド観光の再スタートの年として、非常に意義のある重要な一年になると認識しています。同時に多くの課題やチャレンジを克服し、新たなアイデアや革新的なアプローチを導入し、時には過去の経験から学び、安心して旅行ができる環境を提供します。衛生管理のプロトコルの強化はもちろん、様々な取り組みや戦略を検討し、総合的なアプローチをとることが重要と考えます。
既存のホテルはもちろん、新規オープン予定のホテルも含めた戦略として、日本が質の高いものづくりで発展してきた背景を生かし、顧客価値化を最大化するマーケティング戦略を展開し、ブランドの競争力を強化します。
他国や他の観光地との競争が激化する中で、文化、歴史、自然、ユニークな体験など、日本独自の魅力を世界にアピールすることで、グローバルな市場で競争力を維持し、成長を遂げることが可能です。今後も地域経済の振興に向けて様々な関係者やステークホルダーと連携し、どんな困難にも立ち向かい、新しい年をポジティブに前進することを楽しみにしています。