一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会
会長
森本 昌憲 氏
革新、そして着実な革進へ
辰年は陽の気が動いて万物が振動して活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年だと言われます。コロナ禍を経て、昨年はホテル観光需要が急激に回復、今年は特に量ではなく質が問われ、新たな価値を求める動きが活発になることでしょう。我々もこの流れの中で果敢に挑戦し実を結ぶ年にしたいと思います。
私達の協会の宝は、長年に亘り積み上げてきた「サービス」と「マナー」に関する専門の知識・技能を有した「人」、「企業」そして「承認校」のネットワークという強固なプラットフォームです。国家検定の「レストランサービス技能士」をはじめとする「資格・検定事業」と、その技能を実践に活かし国際基準の技能への挑戦、職場・社会での自身のレベルアップにつなぐ各種サービスコンクールの「コンペティション事業」、そして「テーブルマナー講師認定事業」や幅広い「教育研修事業」など、事業の柱それぞれが着実に実績を挙げています。
特に今年は大きく変化し続ける観光動向、市場の環境、社会を見据えて、このプラットフォームと事業についても、それぞれの内容、やり方など躊躇なく必要な改革を加えて(革新)、より効果的な内容を築きながら着実に進めること(革進)に努め、全てにおいて変える、変わるという情熱と勇気を持って取り組み、その内容、成果を広く業界、社会に伝え共有したいと願っています。