株式会社JR四国ホテルズ
代表取締役社長
矢田 栄一 氏
新たな動きをつかむ
弊社は四国を中心に8ホテルを運営しています。昨年、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取り扱いが5類に位置付けられて以降、回復傾向が見られました。本年はこの流れを足掛かりに、さらに伸ばしていくことが重要です。
コロナ禍を経て、人々の考え方や行動様式が変化しました。コロナ禍が落ち着きつつあるようにみえる昨今において、コロナ禍以前のご利用形態を望まれる方、コロナ禍におけるご利用形態の継続を希望される方、さらには新たなご利用形態を求められる方など、お客さまのニーズの変化と多様化に対応したサービスの提供が求められてきます。
そのような中、今後も増加が見込まれる訪日外国人の受け入れ態勢を整えていくとともに、スタッフの業務負担が軽減されるような機械化も進めていきたいと考えています。また、宴会については、1件あたりのご利用人数が減少してきており、今後もこの傾向は続くものと想定されることから、提供するサービス内容の充実化により底上げを図っていきます。
さらに、人材不足のなか、働きやすい職場づくりを目指して、より効率的な業務の進め方に改めていくとともに、DX化の推進などによる省人化が可能となるような検討を進めます。
安全で安心してご利用いただける取り組みを継続することを基本として、コロナ禍を経て変化した新たな動きを的確に捉えて、お客さまに快適にお過ごしいただけるよう努めてまいります。