一般社団法人全日本ホテル連盟
会長
清水 嗣能 氏
存在価値のある組織づくりに邁進
全日本ホテル連盟は、2021年に設立50周年を迎えました。その50周年を契機に、連盟の名称を変更し、会の理念であるミッション、ビジョン、バリュー、ステートメント(MVVS)を策定し、地域活性化のためのタウンミーティングを行うようになりました。これは長期的なスパンでの大きな見直しであり、位置づけでした。
そして、2024年は50周年を経て3年目であり、会長として4期目を迎えています。新型コロナ感染症の5類移行を機に客足も顕著に戻っている一方、連盟もコロナ禍でできなかった活動を久しぶりに再開しており、今年は、海外インバウンドミッションや海外研修旅行を計画しています。さらに、連盟の基盤強化のため、昨年の支部組織規程や委員会規程の見直しに引き続き、「会づくり」のための規程整備、「人づくり」のための会員増強セミナーの開催等も予定しています。
また、昨年6月の旅館業法改正も宿泊業界全体として大きな出来事でした。業界を取り巻く法律や制度は多く、時代の流れと共に見直すべきこと、規制緩和すべき諸問題は多いです。一人では対処できないことでも、我々ホテル連盟という団体があるからこそ、国に要望し、解決に至ることもあります。言うなれば団体は個々人の拡声器であり、“One for All, All for One.”です。新しい年を迎えるに当たり、あらためて存在価値のある組織づくりのために邁進してまいります。