ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
総支配人
戸張 浩幸 氏
30余年の経験と価値を活かし、さらに先へ
昨年7月に当ホテルの総支配人に就任し、着工から40年を迎えた横浜・みなとみらいで最初に開業したホテルとして、その在り方を考える半年間を過ごしました。
昨夏は、国際アートフェア「Tokyo Gendai」や、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」などの大型イベントがみなとみらいで開催され、秋には隣接するホールで4000名規模の正餐パーティーにケータリングを行うなど、多くのお客さまをお迎えしました。
このような大型イベントや個人旅行などの回復を受け、本年の私の使命は、スタッフ自身も気づいていない我々のホテルが持つ魅力を引き出すこと。そしてその魅力をお客さまに伝え、お客さまの喜びがスタッフの喜びになる、そうした良い循環を作り出すことだと考えています。
そのひとつが「食」です。このホテルに来て驚いたのが、「食」に対する真摯な姿勢でした。人手不足の際は既存の加工食材の購入も可能な時流の中、実直に手作りをする。今後はこうした姿勢をアピールし、シグネチャー商品も増やしていきます。
また、みなとみらいの街が持つポテンシャルにも注目しています。週末は多くの人々で賑わいますが、平日の集客を見据え、地域との連携を積極的に行いながら、インバウンドにも訴求していきます。
港と街が一体となったこの地で、街のパイオニアとして30余年積み上げた経験と価値を活かしつつ、伸ばすところはさらに伸ばしていく。そうした進化を続けることで、これからも愛されるホテルを目指してまいります。