株式会社神戸ポートピアホテル
代表取締役社長
中内 仁 氏
回復から成長へ
昨年はコロナ禍が収束に向かい外部環境が好転し回復への途を辿る1年でした。観光を目的とした個人旅行、グループ旅行やレストラン利用も堅調に推移しました。当社の経営状況回復において必須である各種学会をはじめとしたMICE関連や企業・団体の定例行事の動きも活発化しています。数年先までを見据え、これらの案件に迅速にアプローチしていくことが今年の重要課題となります。
本年5月、神戸では「世界パラ陸上競技選手権大会」が開催されます。世界中から約100カ国、1300名の選手が来神します。選手のみなさまが最大限の力を発揮し、運営が円滑に進められるようにホテルとしてホスピタリティに磨きを掛け大会成功の一助になればと準備に取り組んでいます。
2025年大阪・関西万博の来場者目標数は約2800万人とされています。世界中から多くの方々が関西を訪れます。兵庫県では県全体をパビリオンに見立てて展開する体験型観光事業「ひょうごフィールドパビリオン」という取り組みが始まっています。当社も当事業にコロナ禍で開発した養蜂事業を導入したSDGs体験型プログラムなどを造成し参画しています。地域と連携し神戸・兵庫への観光誘致に寄与していきます。
神戸は空港国際化、ウォターフロントや三宮周辺の再開発など大規模事業が進行しており機能性が高く、より魅力度を増した都市へと変貌しようとしています。この追い風に乗り大きく成長できるように、しっかりと準備する1年にしてまいります。