マリオット・インターナショナル(以下「マリオット」)は2015年11月16日、スターウッドホテル&リゾート(以下「スターウッド」)を買収することで合意したと発表した。買収総額は122億ドル(日本円で約1.5兆円)。これによって同グループは30ブランドを擁する、世界で5500ホテル、110万室を持つ世界最大のホテルグループとなる。
以前からスターウッドは買収の話が噂となって出ており、インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)やハイアット、複数の中国企業などの名前が挙がっていた。
本買収の公表にあたり、マリオットのアーン・ソレンソン社長兼最高経営責任者(CEO)は「この合併により市場での競争力を高めると同時に、顧客に幅広いブランドの選択肢を提供することができるようになる」と語っている。
また、マリオットの会長であるJ.W.マリオット Jr.氏も「スターウッドは長くわれわれの尊敬すべき好敵手であった。スターウッドのホテルが私たちのグループに加わることを嬉しく思うと同時に、これは両社のスタッフにとっても素晴らしい機会となるでしょう。スターウッドをマリオットファミリーとして喜んで迎え入れたい」と語った。