訪日は31.5%減の189万8900人出国は53.0%減の67万5700人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2023年 5月の推計値がまとまった。訪日外客数は 3月と4月の桜シーズン後の閑散期にあたるものの、回復率では前月を上回り、2019年同月比 68.5%の 1,898,900人となった。
東アジア地域において韓国等からの訪日外客数が増加したこと、また、東南アジア・欧米豪地域では、シンガポールや米国などの複数の市場において2019年同月比を超える回復を見せたことが今月の押し上げ要因となった。なお、国際線定期便に関しては、コロナ禍前の約 6割まで運航便数が回復している。
新たな観光立国推進基本計画(令和 5年 3月31日閣議決定)を踏まえ、観光立国の復活に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進していく必要がある。
国内関係者が携し、海外旅行会社等へのセールス強化や情報発信を通じた高付加価値旅行、アドベンチャートラベルの推進、MICE誘致等の取組を強化していくことが求められる。
市場別では、韓国は 515,700人(対 19年同月比 85.5%)であった。中国は 134,400人(対19年同月比 17.8%)。台湾は、303,300人(対19年同月比 71.1%)。香港は 154,400人(対 19年同月比 81.7%)だった。
東南アジアにおいて、タイは 80,700人(対 19年同月比 74.8%)。シンガポールは 49,700人(対19年同月比 132.0%)。
豪州は 40,800人(対 19年同月比 88.3%)。カナダは、42,300人(対 19年同月比 119.7%)。米国は、183,400人(対 19年同月比 116.8%)だった。
このほか、出国日本人数においては 67万 5700人(対 19年同月比 53.0%減)だった。
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