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2023年7月28日号  日本フードサービス協会 2023年5月の外食産業市場動向

日本フードサービス協会 2023年5月の外食産業市場動向

【月刊HOTERES 2023年07月号】
2023年07月27日(木)
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外食全体の売り上げ前年比111.8%「5類」への移行などで需要回復傾向は続いているが

 5月は 8日に新型コロナの位置づけが感染症法 2類から5類へと移行され行動制限が廃止、月初から店内飲食の好調が続いた。帰省客、国内観光客、インバウンドともに消費が旺盛で、外食全体の売上は 111.8%、19年比でも107.6%となった。ただ、前月同様に売上昨対比は上がっているものの、食材・エネルギー・物流・人件費等の上昇と人手不足による時短営業などが経営上のマイナス要因となっていることは否めない。
 
 ファーストフード業態は、全体売上は110.4%。コロナ渦前の 19年対比では120.5%となった。「洋風」は休日数が 1日少ないことや相次ぐ価格改定からややマイナス影響が出たが、客単価増で売上は堅調を維持し、108.9%。
 
 「和風」は、5類移行でビルイン店舗の店内飲食が持ち直し、114.0%。「麺類」も、GWの商業施設立地店舗の集客好調により売上 114.0%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、回転寿司がGWの堅調に加え、都心部でインバウンド需要が好調で売上107.8%。「その他」は、アイスクリームがファミリー需要を狙った販売キャンペーンを実施し、売上 108.8%。

 ファミリーレストラン(FR)業態の全体売上は前年比 112.0%。GWの好調に続いて、5類移行後の回復が持続したこともあり、売上は「洋風」111.9%、「和風」114.1%、「中華」110.6%。「焼き肉」も、月間の客足は好調で売上 110.6%となったが、人手不足により営業時間短縮を余儀なくされているところもある。

 パブ・居酒屋業態は、5類移行により団体等のやや大きめの宴会が少しずつ戻るなど、回復傾向が続き、売上122.5%となった。
 
 ディナーレストラン業態では、5類移行後の団体客の宴会が戻り始めたことにより売上は 114.6%。 喫茶業態では、各地でイベント再開が活発になり、売上は 118.8%となった。

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