御宿(おんじゅく)
当県南東部に位置し、太平洋の海に面している。JR東日本の外房線の「御宿駅」が町の入り口。千葉駅から約 50kmで、快速で乗り継ぎ 55分かかる。神奈川方面からは東京湾アクアラインやフェリーを使えば時間は短縮される。当御宿町は夏期には海水浴の場として賑わい、首都圏の小規模の海の家として利用も多い。御宿町を全国区で有名にしたのは、童謡「月の砂漠」のモデルとしてである。
「月の砂漠」は、日本の画家であり詩人でもある“加藤まさを”の作品の一つ。作曲家の佐々木すぐるによって曲をつけられ、童謡として有名になった。御宿海岸を模して、“朧(おぼろ)にけぶる月の夜”の「砂漠」を「駱駝(ラクダ)」に乗った王子様とお姫様が旅する情景が描写されている。この曲は当初は音楽教育の場で使われたが、その後ラジオで放送され全国的に評判となった。
県民分配所得は全国第 6位
千葉県の面積は 5156.8km2で全国 28位と、愛知県より小さく、福岡県より大きい。人口は 631.1万人で全国第 6位。兵庫県より大きく、埼玉県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 11.7%、15~64歳の生産年齢人口は 60.8%、65歳以上の老年人口は 27.5%で、全国と比較すると、生産年齢比率が高くなっている。県民分配所得は19.2兆円で全国第 6位。一人当たり所得は 305.8万円であり、全国で三重県に次いで15位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 0.9%、第 2次産業は 23.6%、第 3次産業は 75.5%で、全国平均と比べると第 3次産業比率が高い。工業出荷額は 12.5兆円で全国第 8位、人口当たりは 198.1万円で全国 29位となっている。
ホテル・旅館客室数の伸び率は平均を上回る
飲食店数は 14年で 2万 2038店。内訳をみると、食堂・レストランが 1969店で 8.9%、専門料理店が 7354店で 33.4%を占める。その中で多いのは中華料理店の 2702店で 12.3%を占める。次いでその他の専門料理店が 2091店の 9.5%と続いている。そのほか、すし店が 1098店(5.0%)、そば・うどん店が1331店(6.0%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 2145店(9.7%)、酒場・ビアホールは 5652店(25.6%)と多く、両者で 35.3%を占める。以上のほか喫茶店は 1454店(6.6%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 989店(4.5%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は 2185店である。ホテル・旅館の施設数は 19年で 1256軒、客室数は 5万 9684室で、2011年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 9.9%に対して当県は▲ 14.9%、客室数は全国の 11.5%に対して当県は 18.4%の伸びで、平均を上回っている。
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