訪日は33.4%減の194万9100人出国は66.4%減の56万200人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2023年 4月の推計値がまとまった。訪日外客数は194万 9100人 COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の 2019年同月比33.4%減)となった。
桜シーズンの訪日需要の高まり等が影響し4月の訪日外客数は 2019年同月比66.6%の 1,949,100人となり、前月に引き続き昨年10月の個人旅行再開以降で最高を更新した。地域別では、東アジア地域において夏ダイヤに合わせた航空便の増便・復便を背景に訪日外客数の堅調な回復が見られたこと、東南アジア地域、欧米豪地域においても祝祭日による旅行需要の高まりがあったことが訪日外客数の押し上げ要因となった。なお、国際定期便に関してはコロナ禍前の約 6割まで運航便数が回復している。
新たな観光立国推進基本計画(令和 5年 3月31日閣議決定)を踏まえ、観光立国の復活に向けて、観光地・観光産業について持続可能な形で「稼ぐ力」を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドの V字回復を図る必要がある。国内関係者が連携し、海外旅行会社等へのセールス強化や情報発信を通じた高付加価値旅行、アドベンチャートラベルの推進、MICE誘致等の取組を強化していくことが求められる。
市場別では、韓国は 467,000人(対 19年同月比 82.4%)であった。中国は 108,300人(対 19年同月比 14.9%)。台湾は、291,600人(対 19年同月比 72.3%)。香港は 152,800人(対 19年同月比 78.4%)だった。
東南アジアにおいて、タイは 121,000人(対 19年同月比 73.4%)。シンガポールは 42,000人(対19年同月比 114.4%)。
豪州は 56,100人(対 19年同月比 79.6%)。カナダは、36,800人(対 19年同月比 94.6%)。米国は、183,900人(対 19年同月比 108.0%)だった。 このほか、出国日本人数においては 56万 200人(対 19年同月比 66.4%減)だった。
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