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2023年1月6-13日号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《愛媛県島しょ部編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《愛媛県島しょ部編》

【月刊HOTERES 2023年01月号】
2023年01月12日(木)
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今回取り上げるのは愛媛県に属する島しょ部。愛媛県は瀬戸内海と太平洋の豊かな海に恵まれ、周辺にはさまざまな島々が点在していることが特徴である。瀬戸内海に位置する大三島などの島々は瀬戸内しまなみ海道で広島県に結ばれており、人気の観光スポットとなっている。愛媛県のマクロマーケット、マクロ観光マーケットに関しては松山市編を参照していただきたい。

1.マーケットポテンシャル
 四国の西端に位置し、北部・西部には瀬戸内海、佐田岬より南には太平洋と、3方を海に囲まれる愛媛県には、九つの地域に 270の離島が点在しており、国内でも多くの離島を有している地域である。有人離島は 31島で、長崎県の 51島、沖縄県の 39島に次いで国内で 3番目に多い数となっている。特に今治市~新居浜市の間の瀬戸内海の海域には関前諸島、越智諸島、上島諸島、来島群島、魚島群島、新居大島と多くの離島が点在している。また、それより西方面を見ると、松山市の海域には忽那諸島が、大洲市の海域には青島が位置している。さらに佐田岬より南の宇和島市はリアス式海岸が続いており、海域には宇和海諸島が位置している。愛媛県の周辺は多くの島に囲まれていると言えるだろう。(図表1)

 大規模な連絡橋によって愛媛県本土、広島県本土と結ばれている島もある。瀬戸内しまなみ海道(本州四国連絡道路の三つのルートの内、西に位置する西瀬戸自動車道)は越智諸島の大三島、伯方島、大島などの島々を通り、広島県尾道市と愛媛県今治市を結んでいる。瀬戸内しまなみ海道は景観の良い瀬戸内海国立公園の中を走っているため、観光スポットとしても有名だ。サイクリングロードとしても人気が高い。周辺の上島諸島には弓削島、岩城島、生名島などの離島がある。来島群島には来島などの離島がある。 また、関前諸島の岡村島は広島県の大崎下島と岡村大橋で結ばれており、広島県呉市まで道路で繋がっている。周辺には大下島、小大下島などの離島がある。その他、忽那諸島には中島、興居島、怒和島、津和地島などの離島が、宇和海に点在する宇和海諸島には九島、日振島、戸島などの離島がある。(図表2)

 本州から島しょ部への交通は、連絡橋で結ばれている島は自動車で広島県側から通行できるが、その他は広島県からの旅客フェリーでの乗り入れが中心となっている。所要時間を見ると、竹原港から大三島港(大三島)へは 30分、木江港から宗方港(大三島)へは 20分、岡村港(岡村島)へは 20分、土生港から生名港(生名島)へは 5分、弓削港(弓削島)は 10分、岩城港(岩城島)へは 20分、木浦(伯方島)へは 35分となっている。また、宇和海諸島へは高速船などが宇和島港からでている。いずれもおおむね所要時間は 30分以内で、愛媛県の離島は比較的本土に近い位置にあると言える。 愛媛県の有人離島の人口と面積の状況を見ると、上島諸島に属する弓削島が 2599人で最も大きな人口規模を有している。次いで忽那諸島に属する中島が 2355人、上島諸島に属する岩城島が 1942人、同じく生名島が 1389人で続いている。面積を見ると人口の多い島が比較的大きい面積を有しており、中島が 21.14km2、岩城島が 8.95km2、弓削島が 8.61km2で続いている。(図表 3) 本土と瀬戸内しまなみ海道で結ばれているため離島ではない(※ 1)が、人口規模や面積の大きい島しょ部としては、瀬戸内海に位置する越智諸島の大三島、伯方島、大島がある。大三島は人口 4964人、面積 64.53km2、伯方島は5715人、20.84km2、大島は5374人、41.89km2、となっており、これらが愛媛県で比較的大きい規模の島になる。

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※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入いただけますよう、お願い申し上げます。
 
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