森トラスト(株)(本社・東京都港区、伊達美和子社長)と万平ホテル(所在地・長野県北佐久郡軽井沢町)は、当ホテルの創業 130周年記念事業として大規模改修・改築工事の実施を決定。これに伴い、工事期間となる 2023年 1月 4日~2024年夏までの約 1年半の間、ホテルの営業は一時休止となる。
万平ホテルは、1894年に創業した日本の西洋式ホテルの草分けの一つともいわれるクラシックホテルで、2024年には 130周年となる。「本館アルプス館」(昭和 11年築)は、軽井沢の景観に調和したハーフ・ティンバー風の外観意匠や、和洋折衷の室内意匠などから、国の登録有形文化財に指定されている。今回の改修では、本館アルプス館を含む建物の経年劣化部分の補強など広範囲に及ぶ改修を施すほか、既存棟での新規客室化やホテル新施設の追加などを改築する予定で、日本ホテル史上における貴重な歴史的建造物としての伝統を守り、長く未来にわたりクラシックホテルとしての格式ある滞在を届けることを目指すという。
なお、現在のホテル営業は 2023年1月3日チェックアウトを最終日とし、昭和初期に建築された現況のホテル空間をそのまま楽しめる最後の機会となる。
万平ホテル 改修・改築事業完成予想図