宿泊業11(前年比8件増)、飲食業23(前年比31件減)
東京商工リサーチは2022年 4月の「倒産月報」を 2022年 5月 12日に発表した。全国の企業倒産件数は 486件(前年同月比 1.8%増)、負債総額が 812億5,300万円(同 3.8%減)となった。
件数は、今年 2月以来、2カ月ぶりに前年同月を上回った。しかし、4月としては、2年連続で 400件台の低水準にとどまった。
負債総額は、3カ月ぶりに前年同月を下回った。負債 100億円以上は 2カ月ぶりにゼロであり、同 1億円未満は 338件と約 7割を占め、小・零細企業を中心とした推移に変化はない。ただ、同10億円以上が 16件(前年同月 14件)、同5億円以上10億円未満が 19件(同14件)、同1億円以上5億円未満が113件(同 76件)と、中堅クラスに広がった。
4月の「新型コロナウイルス」関連倒産は、152件(前年同月比 12.5%増)で、集計を開始した 2020年 2月以降の累計は 3,092件に達し、3,000件を超えた。
産業別では、燃料価格が高止まりする運輸業が22件(前年同月比37.5%増)と、大幅に増加した。このうち、道路貨物運送業は 19件(同58.3%増)で 1.5倍増だった。
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