宿泊業8(前年比5件減)、飲食業56(前年比15件減)
東京商工リサーチは2022年 3月の「倒産月報」を 2022年 4月 8日に発表した。全国の企業倒産件数は 593件(前年同月比 6.4%減)、負債総額が 1,696億7,300万円(同 19.9%増)となった。
件数は、2021年 12月の 504件以来、3カ月ぶりに 500件台に乗せた。3月度としては 1990年の 502件以来、32年ぶりに 500件台の低水準にとどまった。
負債総額は、2カ月連続で前年同月を上回った。負債 100億円以上は、電力小売の(株)ホープエナジー(福岡、破産)の負債 300億円だった。また、負債 100億円以上を含む同 10億円以上が 21件(前年同月比 14件)だったが、同5億円以上10億円未満が 18件(同16件)と、中堅クラスが押し上げた。ただ、同 1億円未満は 445件(同 482件)と全体の 75.0%を占め、小・零細規模倒産を主体とした推移に変化はない。
3月の「新型コロナウイルス」関連倒産は、205件(前年同月比 34.8%増)で、集計を開始した 2020年 2月以降で初めて200件を超えた。累計は 2,939件。
産業別は、10産業のうち、5産業で増加した。運輸業は、道路貨物運送業が 23件(前年同月比 35.2%増)と大幅に増加し、燃料価格の高止まりの影響が注目される。
----
※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購をお願い申し上げます。
2022年5月20日号ご注文フォームはこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php
----