東大寺二月堂お水取り
東大寺は大仏様が祀られていることでよく知られており、南大門は国宝ともなっている。それと並んで重要なのは二月堂である。もともとは 752年に創建されたが、1667年に火災により焼失し、1669年に再建された。お堂の中には十一面観音像が安置されている。絶体秘仏であるため公開されていない。また美しい眺望も二月堂の魅力。山麓に建立しているので二月堂の舞台からは生駒山など古都奈良のパノラマが一望できる。二月堂の特徴は「お水取り」の神事である。お水取りの本行は毎年 3月1日から14日。本行が行われる 12日の深夜に、僧侶たちはお水取りの合間に二月堂下にある若狭井に一時間ほどかけて水を汲みに行き、本尊である十一面にお供えする。この水は「香水」と呼ばれ、この儀式がその名の通り「お水取り」の儀式である。奈良では「お水取りが終わると春が来る」といわれる。
県民所得全国 29位
奈良県の面積は 3690.9km2で全国 40位と、埼玉県より小さく、鳥取県より大きい。人口は 134.5万人で全国 29位。長崎県より大きく、山口県より小さい。年齢構成をみると、14歳以下の幼年人口は 11.7%、15~64歳の生産年齢人口は 57.0%、65歳以上の老年人口は 31.2%で、全国と比較すると、高齢化が進んでいる。県民分配所得は 3.5兆円で全国 29位。一人当たり所得は 260.0万円であり、全国で熊本県に次いで 40位となっている。産業別構成比をみると、第 1次産業は 0.7%、第 2次産業は 23.9%、第 3次産業は 75.5%で、全国平均と比べると第 3次産業比率が高い。工業出荷額は 2.2兆円で全国 36位、人口当たりは 159.5万円で全国 37位となっている。
ホテル客室数は伸びている
飲食店数は 14年で 4489店。内訳をみると、食堂・レストランが 430店で 9.6%、専門料理店が 1339店で 29.8%を占める。その中で多いのはその他の専門料理店の 467店で 10.4%を占める。次いで日本料理店が 438店の 9.8%と続いている。そのほか、すし店が 169店(3.8%)、そば・うどん店が 225店(5.0%)となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは 310店(6.9%)、酒場・ビアホールは 721店(16.1%)と多く、両者で23.0%を占める。以上のほか喫茶店は 890店(19.8%)、ハンバーガーなどその他の飲食店は 396店(8.8%)である。09年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は480店である。ホテル・旅館の施設数は19年で417軒、客室数は 9735室で、2010年からの伸び率をみると、施設数は全国の▲ 9.9%に対して当県は▲ 15.0%であるが、客室数は全国の 8.9%に対して当県は 9.6%の伸びで、平均をやや上回っている。
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