店内は壁の色に始まり、調度品に至るまですべて米村氏自身によりセレクトされ、プロデュースされている
「“ 自分の店” という意味では最後の店だと思ってここを作りました」。東京銀座への初出店から10 年。節目の今年、米村昌泰氏は場所は同じ銀座だが、場を新たにして店を出店した。キッチン設計、内装デザイン、什器選定などすべて自身のセンスで店づくりを行ない、経営も調理も自身がすべて責任を負う店のことを彼は“ 自分の店” と呼ぶ。新たに銀座に構えたこの店はその集大成とするため、あえて席数を減らし、作った。
日本のみならず世界でも活躍が著しい米村の料理はカテゴリーにとらわれることなく“米村流”で作る。それゆえ、「お客さまにも自由に楽しんでもらいたい」と米村氏