依然混迷の道程にあるホテル・観光業界。ホテル開発は新たな局面に入っている
新型コロナウイルスの感染状況により振り回される現代において、業界の展望を見通すことは困難ではある。ただ、新規開業の波が止まらない市場の現状を俯瞰すると、それでも動きがあることは理解できる。荒波と思えるアフターコロナの時代に入っても、ホテル開発にはまだ光明を見いだせる可能性を秘めている、と考えるステークホルダーは存在するのだ。先号・今号と、2021年 4月より開業した 135軒のホテル宿泊施設を集め、その傾向を見ると、いろいろなキーワードが浮かんでくる。依然開業続く京都エリア、ワーケーションやペット対応などリゾートへの新たなニーズ、YtoZ世代にフォーカスした日本的ラグジュアリーの定義再設定、脱サービス過多傾向と内製化による省人化の流れ、DX導入に長けた新たな視点を持った新規参入社、カスタマージャーニーを下地にした開発戦略の動向……etc. 本特集の新規開業施設リストを「一覧」と見るのか、市場傾向を紐解く「青写真」と受け止めるのか。弊誌としては後者として、独自取材の結果開示をしていきたいと思う。
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本記事は2022年3月18日号 特集の一部紹介記事です。
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