訪日は79.4%減の1万2100人出国は48.0%増の4万8900人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の 2021年 12月の推計値がまとまった。訪日外客数は 1万 2100人(COVID-19(新型コロナウイルス)の影響前の 2019年同月比 99.5%減)で、2021年計は 24万 5900人(2019年比 99.2%減)となった。これは、COVID-19感染拡大防止策の一環として国境を跨ぐ往来が制限され、日本においても観光目的の入国が引き続き認められていないことによるもので、日本政府観光局による訪日外客数公表開始(1964年)以来最低の数値となった。
2021年に入り、ワクチン接種の普及等を受けて入国制限や入国後の行動制限を緩和する国も増加していたが、11月には新たなCOVID-19変異株(オミクロン株)の発生を受けて複数の国・地域で入国制限や入国後の行動制限を再び強化する動き等もあり、このような各国の出入国規制の変化や感染状況の変化を踏まえ、市場動向を引き続き注視していく必要がある。
市場別では、韓国は 1100人(対19年同月比 99.6%減)であった。COVID-19の拡大により、日本政府による検疫強化(検査・10日間待機等)、査証の効力停止等の対象となっている。中国は 1800人(対19年同月比99.7%減)。台湾は、300人(対 19年同月比 99.9%減)。香港は70人(対19年同月比100.0%減)だった。
東南アジアにおいて、タイは 200人(対19年同月比 99.9%減)。シンガポールは50人(対19年同月比 100.0%減)。
豪州は 100人(対19年同月比 99.9%減)。カナダは、100人(対19年同月比 99.7%減)。米国は、1000人(対 19年同月比 99.3%減)だった。
このほか、出国日本人数においては 4万8900人(48.0%増)だった。
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