訪日は63.5%減の2万700人出国は68.7%増の5万1800人
日本政府観光局(JNTO)による訪日外客数・出国日本人数の2021年 11月の推計値がまとまった。訪日外客数は 2万 700人(前年同月比63.5%減)となった。これは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大防止策の一環として一部の例外を除いて国境を跨ぐ往来が停止されていることによるもので、COVID-19の影響前の2019年同月比 99.2%減に相当する。
2020年 1月下旬以降の COVID-19の拡大により、多くの国で海外渡航制限等の措置が取られ、日本においても検疫強化、査証の無効化等の措置が取られる中で、COVID-19の感染状況の変化により日本および各国の措置は緩和・強化が繰り返されてきた。
入国制限や入国後の行動制限についてはワクチン接種の普及等を受けて緩和する国も増加していたが、新たなCOVID-19変異株(オミクロン株)の発生を受けて、複数の国・地域で再び強化する動きがある。日本においても、2021年 10月以降.部の国・地域からのワクチン接種証明書保持者の待機期間の短縮などの入国後の行動制限が緩和されたが、訪日外客数は依然として低水準である。
市場別では、韓国は 2000人(対 19年同月比99.0%減)であった。COVID-19の拡大により、日本政府による 14日間の隔離等、査証の効力停止等の対象となっている。中国は 3200人(対 19年同月比 99.6%減)。台湾は、400人(対 19年同月比 99.9%減)。香港は 100人(対 19年同月比 99.9%減)だった。
東南アジアにおいて、タイは 200人(対 19年同月比 99.9%減)。シンガポールは 100人(対 19年同月比 99.8%減)。マレーシアは、100人(対19年同月比 99.8%減)であった。
豪州は 200人(対 19年同月比 99.6%減)。カナダは、400人(対 19年同月比 99.8%減)。米国は、1400人(対 19年同月比 99.1%減)だった。
このほか、出国日本人数においては 5万 1800人(68.7%増)だった。
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