負債総額984億6400万円 宿泊業8(前年比1件増)、飲食業58(前年比6件増)
東京商工リサーチは 2021年 10月の「倒産月報」を2021年 11月9日に発表した。全国の企業倒産件数は 525件(前年同月比 15.8%減)、負債総額が984億 6400万円(同 25.6%増)となった。
件数は、5カ月連続で前年同月を下回った。10月度としては 1989年(589件)以来、32年ぶりの 500件台となった。これは 1964年の 449件に次ぐ、57年ぶりの低水準。
負債総額は、3カ月連続で前年同月を上回り、今年 3番目の規模となった。
ただ、10月としては 3年連続で 1000億円を下回り、50年間では 2017年の958億 7900万円に次ぐ、下から6番目の低水準だった。
負債 1億円未満は 383件(構成比72.9%)で、小・零細規模が主体の推移に変わりはない。
10月の「新型コロナウイルス」関連倒産は、159件(前年同月比 50.0%増)で、今年 9月の 155件を上回り、月間最多を更新した。
産業別では、不動産業、運輸業を除く8産業で前年同月を下回った。コロナ禍の影響が大きい飲食業は 58件(前年同月比 22.6%減)、宿泊業は 8件(同38.4%減)で減少した。
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