唯一無二を訴求する日本初上陸ブランドで「人中心」のスピリットをベースにモータースポーツの聖地にホテルを創る
2022年秋、日本を代表する国際サーキットの一つである、静岡県小山町に位置する富士スピードウェイの隣接地に「富士スピードウェイホテル」が開業する。冠されたホテルブランドはハイアットの日本初上陸となる「アンバウンドコレクション by Hyatt」で、「唯一無二の個性」としてモータースポーツをコンセプトに掲げて展開される。建物内にはトヨタ博物館監修による「富士モータースポーツミュージアム」も誕生。モータースポーツとホスピタリティーが融合した、独自のラグジュアリーな世界が表現される。ホテルの開発にあたりタッグを組んだ、トヨタグループの東和不動産(株)事業開発部東富士開発準備室室長である伊奈和久氏と富士スピードウェイホテル総支配人である吉川源太氏の対談によって、プロジェクトが生み出す新たな価値とはどのようなものなのか見ていくことにする。
トヨタグループ東和不動産(株)
事業開発部 東富士開発準備室 室長
伊奈 和久 氏
1992 年高専建築学科卒業後、建設会社設計部を経て、2000 年(株)ジェイアール東海ホテルズ入社。主にホテル新規開発、経営企画に従事。18 年東和不動産(株)入社、19 年1月事業開発部東富士開発準備室室長に就任。富士スピードウェイ周辺開発プロジェクトの中心的役割を担う。19 年5月東和不動産100%子会社として設立した、同プロジェクトの運営会社である(株)TOWA ホスピタリティ取締役兼務。一級建築士。
富士スピードウェイホテル (アンバウンド コレクション by Hyatt)
総支配人 吉川 源太 氏
1972 年生まれ。ワシントン州ヤキマバレー・カレッジ ホテルマネージメント専攻卒業後、96 年8月パーク ハイアット 東京入社。スパ、ハウスキーピング、フロント、宿泊予約課を経て、2002 年に宿泊予約マネジャーに就任。07 年4月ザ・ペニンシュラ 東京宿泊予約マネジャーとして開業準備室入社。08 年1月ザ・ペニンシュラ 東京フロントオフィスマネジャー、12 年8月ハイアットリージェンシー グアム宿泊部長、16 年9 月グランド ハイアット 福岡副総支配人を経て、17 年4月グランド ハイアット 福岡総支配人に就任。2021 年7月アンバウンド コレクション by Hyatt ブランドの富士スピードウェイホテルの総支配人として、開業準備室に着任。